
ウェルネスフード
2025年8月13日
ブーム再熱⁉「硬水」に期待できるうれしい効果とは?管理栄養士に聞く「硬水を飲むメリット」 (2/2)
栄養士おすすめ! 硬水の飲み方と取り入れ方
口当たりにクセがあると言われがちな硬水。ですが、慣れてくると「食後にスッキリ」「水分補給がしやすい」などのメリットを感じる方も多いようです。
無理なく取り入れる3つのコツ
- 1日あたり1.2Lを目安に、少しずつこまめに飲む
- 起床後・入浴後・運動後など、水分を失いやすいタイミングで飲む
- 苦手な人は、レモンを加えて風味を調整するのもおすすめ
“飲む水を意識する”という行為そのものが、美容や健康の意識づくりにもつながります。
硬水の注意点は? 合わない人もいるのでチェックを
健康な人であれば問題なく取り入れられますが、以下のような注意点も知っておきましょう。
注意したいポイント
- 飲みすぎるとお腹がゆるくなることがある
- 苦味が強く、和食に合わないと感じる人もいる
- サプリメントや薬でマグネシウムやカルシウムを摂取中の方は、過剰摂取に注意する
硬水の摂取を避けた方がよいケース
- 腎機能に不安がある方
- 高カルシウム血症・高マグネシウム血症と診断されている方
- 医薬品との飲み合わせが気になる方
上記に該当する方は、医師や薬剤師、栄養士に相談してから飲むようにしましょう。
“流行”ではなく“自分に合うかどうか”で選ぶ
かつてのブームは落ち着いたものの、硬水は今も根強く支持されている存在です。そして今、トレンドに流されるのではなく、“自分の体に合うかどうか”で水を選ぶタイミングがきているのかもしれません。
水は、毎日欠かさず体に取り入れるもの。だからこそ、目的や体調に合わせて選ぶことで、より自分らしい健康習慣が築けます。
スキンケアやサプリと同じように、“飲む水”にも少し意識を向けてみませんか?それが、美と健康を内側から支えるシンプルで続けやすい第一歩になるはずです。
気になる方は、まずは1本。スーパーやコンビニでも手に入る硬水を試して、自分の体の変化を感じてみてください。
監修者プロフィール
神原李奈
株式会社Luce・健康検定協会所属、管理栄養士・食育栄養インストラクター。CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。
<Edit:編集部>
※本記事は、mocobe(モコビ)で掲載されていた記事を、MELOS編集部が内容を精査・加筆のうえ再構成したものです。
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