ライフスタイル
2025年11月12日
なんとなく不調…その理由、「自律神経の乱れ」かも?[医師監修] (1/2)
仕事のストレスや長時間のデスクワークから生まれる「肩こり」「首の張り」「冷え」「むくみ」など、いわゆる“病名のつかない不調”に悩む人が増えています。
厚生労働省の調査でも仕事によるストレスを感じる人は約7割にのぼると報告されており、オフィスでの小さな習慣が心身の調子を左右します。
イシハラクリニック副院長・石原新菜先生に、仕事中に取り入れやすい「マイクロブレイク」の実践法をお聞きしました。
自律神経と血流の問題が引き起こす“病名がつかない不調”
厚生労働省の「労働安全衛生調査(令和6年)」によると、仕事や職業生活でストレスを感じている労働者は68.3%と増加傾向にあります。
石原新菜先生は「検査で異常がなくても肩・首のこりや冷え、むくみなど自覚症状が強い人が増えている」と指摘します。
「過度なストレスは交感神経優位を招き、筋肉緊張、血流悪化、呼吸の浅さを通じて体の不調を引き起こします。こうした“病名のつかない不調”は放置すると慢性化しやすいため、日常の中で自律神経のバランスを整える小さな習慣が重要になります」(石原先生)
数十秒〜数分の休憩で脳と身体をリセットする「マイクロブレイク」
「マイクロブレイク」とは仕事中に意図的に取る1~2分程度の短い休憩のこと。2025年のグローバルトレンドとして広がっています。
「海外の研究では、長時間連続で作業するよりも短い休憩を頻繁に挟む方が、集中力や創造性が維持されやすいという報告もあります。短時間でできるケアをこまめに取り入れることが自律神経の過度な緊張をほぐすうえで有効です」(石原先生)。

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