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この時代に間に合ってよかった。プラスサイズモデル活躍から考える、美しさの基準│連載「甘糟りり子のカサノバ日記」#29 (1/2)

 アラフォーでランニングを始めてフルマラソン完走の経験を持ち、ゴルフ、テニス、ヨガ、筋トレまで嗜む、大のスポーツ好きにして“雑食系”を自負する作家の甘糟りり子さんによる本連載。

 今回は、国内外で注目を浴びるプラスサイズモデルの存在について。甘糟さんが彼女たちの活躍から感じることとは?

価値観の多様化の一つ

 プラスサイズモデルという言葉を耳にしたことはありますか?

 着用する服のサイズが大きめなモデルの総称です。いや、そんなまどろっこしくいわなくてもいいか。ぽっちゃり体型で堂々とモデルをしている人たちのことをそう呼びます。堂々と、というのは私の主観ですが、誌面やランウェイに出てくるモデルさんってみんな「私ってどう?イケてるでしょ?」というオーラ全開でかっこいいから、そう書きました。

 今、以前より太めな体型のモデルたちが注目を浴びています。俗ないい方をすれば、価値観の多様化の一つ。細いばかりが良しとされた時代は終わったのです。

 いっときはモデルの痩せ過ぎが問題になり、ファッションの国・フランスではモデルのBMI値が基準を満たしていない(=痩せ過ぎている)とランウェイに出さないというルールが設けられそうになったこともありました。その反動でしょうか。肉厚で、バーンとした体型の女性たちが次々とファッション誌の紙面を飾り、ランウェイを闊歩し、果ては男性誌のグラビアでセクシーなポーズをとったりもしている。

 ここ数年、体型だけでなく、性別や性的指向、人種や肌の色、嗜好や思考も含めて、いろいろな有り様を肯定するというふうに世の中が大きく変わってきました。マジョリティの声だけが大きいわけではない。そういう流れは本当に尊重すべきことだと思います。ふくよかな女性が露出の高い服や水着を着てそれを発信する。ふた昔前なら考えられませんでした。

戦っている姿に勇気付けられる

 昭和39年生まれの私ですが、なんとかこの時代に間に合ってよかったなあとしみじみ感じたのは、リアーナが手がけた下着ブランドのニュースを知った時です。

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