インタビュー
2020年2月26日

26時のマスカレイド江嶋綾恵梨「いつかバレーボールチームの応援大使になりたい」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#28 (1/2)

 スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。

 今回話を聞いたのは、26時のマスカレイドの江嶋綾恵梨さんです。小学校4年生から中学校3年生までバレーボールをやっていた彼女は、競技経験を通して、現在のアイドル活動のベースとなる体力とメンタルを培ったとか。

 後編では、アイドルになるまでのエピソードやバレーボールを通じて得られたことについて聞きました。

前編:26時のマスカレイド江嶋綾恵梨「バレーボールがきっかけで、心身ともに変わることができた」(前編)

バレーボールもアイドル活動も両方とも本気でした

——中学でもバレーボールを続けたんですね。

そのまま近くの中学校に入学したので、一緒にバレーボールをやってた子たちに加えて、よく練習試合をしていた学校の子たちとも同じチームになったんです。

でも、学年がいちばん下になってしまったので、またボール拾いからスタートすることになりました。男子バレーボール部がお休みのときだけ1年生も練習できたんですけど。基本はボール拾いをして、試合形式のときは周りで点数係をやってました。

——中学ではどんな練習をしていたんですか?

基本的なメニューは同じで、それに筋トレが加わりました。雨の日になると校庭を使ってる部活も体育館を使うので、学校の校舎の廊下でずっと筋トレすることもあってつらかったですね。特に梅雨の時期は筋トレ地獄でやばかったです。みんな梅雨は大嫌いだったと思います(笑)。

——中学の頃から芸能活動をはじめたんですよね。部活と掛け持ちしていた時期もあったんですか?

中2の1月からアイドル活動をはじめて、中3の夏にバレー部をやめたので、半年くらいは掛け持ちしていました。顧問の先生と監督には伝えてあったので、部活の練習は早退して、1時間かけてレッスン場に通って、帰りは親に迎えに来てもらってたんですけど、自分でもよくやってたなと思います。でも、ギリギリまでどちらかに決められないくらい、両方とも本気でした。

——バレーボールの練習がほぼ毎日あったなかでアイドルになりたいと思ったのはどんなきっかけがあったんですか?

たまたま部活が休みだった日に、ダンスをやってる友だちから体験レッスンに誘われたんです。ノリで行ってみたら、楽しくて。それと、その子はバキバキに踊ってるのに、自分は柔軟くらいしかできなかったのが悔しかったんですよね。

それでダンスをはじめた頃に、福岡でローカルアイドルをつくるためのメンバー募集をしていて、どうせ落ちるだろうと思って応募したら受かっちゃったんです。

——そこから、徐々に本気になっていったと。

そうですね。当時はアイドルといっても、みんなAKB48さんくらいしか知らなかっただろうし。その1年後にはいろんなグループが増えて、「福岡アイドル戦国時代」って言われるようになってたんですけどね。

私は髪も短くていつも制服の下にジャージを着てたから、周りからは「アイドルってなんだよ」って感じだったと思います。実際、みんなからも「よく考えてみなよ」「売れるかわからないじゃん」と言われて、それで燃えた部分も大きかったです(笑)。意外と負けず嫌いなんですよ。

中学を卒業する頃には、みんなアルバムに「アイドル頑張ってね」と書いてくれて、そんなこと思ってたなら言ってよって感じでした。

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