「早くその場所から逃げたほうがいい」。学校や職場でのいじめ、切り抜け方は?|連載:VALX 只⽯昌幸社長に聞く“ピンチの切り抜け方”#3
プロテインやサプリメント、アパレル、フィットネスジムなどを展開する『VALX(バルクス)』は、フィットネス業界において急成長を続けている。ボディビル界レジェンド山本義徳氏とタッグを組み、3期連続の増収、約4年で1360%成長するなど、もっとも勢いのあるフィットネスブランドとなっている。
前回は、努力を続ける秘訣を伺った。今回は「いじめや劣悪な環境にいた場合、どうするか」について。
──昔の友人からのいじめ、どう対処した?
編集部:努力の甲斐あって成績は上がってきたものの、前の友人たちから壮絶ないじめを受けたと聞きました。どんな気持ちで切り抜けたのでしょうか。
只石社長:授業中に勉強していると、休み時間に後ろから思いっきり蹴られるとか、バットで叩かれるとかありました。
僕は彼らを裏切った。今まで一緒になって遊んでた友達を、僕は今日から勉強するからと言って、彼らのことを完全に無視して勉強するという選択肢をしたんです。彼らからするとムカつきますよね。わかりますよ。
そんなとき僕がどう切り抜けたかというと、いじめで受けた傷を見て「絶対負けたくない」って気持ちを奮い立たせることをひたすら繰り返してエネルギーに変えていました。
僕からすると、もう勉強するほうが楽しいから、いじめに歯向かう時間がもったいないなと。そこで負けてしまう人もいるかなと思うんですけれど、あのときは負けないぐらい楽しいもの(勉強)があるというのと、あとはやっぱり、僕は彼らを裏切ったんだよなっていう、彼らに対する申し訳なさもあったからだと思います。
編集部:学校でのいじめや、社会人でも職場いじめがあります。そんな環境にいる人に向けてアドバイスをお願いします。
只石社長:早くその場所から逃げたほうがいいです。本当に。もうそれしかないです。星の数ほど会社はあるし、ラッキーなことに今は人手不足だから、転職もしやすいはずなんですよ。
僕は転校だって一つの方法だと思うんですよね。逃げれるんだったら逃げたほうがいいです。自分でどうこうできない問題というのもあると思うから。
次回へ続く
プロフィール
只石昌幸(ただいし・まさゆき)
群馬県出身。群馬県立高崎高校より、法政大学経営学部へ。株式会社キーエンスを経て、起業。2006年、株式会社レバレッジを創業。WEBサイトの受託からスタートさせるも、Blogブームに乗って、こだわり社長のニックネームで独自のグルメブログを展開し、自身のアメブロがアクセス数において、アメブロ日本一に。2016年より自社メディア『ダイエットコンシェルジュ』を開始、パーソナルジムのマッチングメディアとして日本最大規模に成長。2019年よりフィットネスブランド『VALX』を山本義徳先生とともに開始。ブランド開始から約5年で、ブランド累計販売数550万個突破、プロテインの累計販売食数は1億3千万食を突破する。35歳の時、趣味で始めた極真空手も優勝8回、世界シニア大会8位を受賞。X(旧Twitter)フォロワー数5.2万人。
・X公式アカウント https://x.com/kodawari_ceo
<Text & Photo:編集部>