インタビュー
2025年1月6日
「この時代、どこの会社にも受かっていないなら反省すべき」。就活や転職で不採用が続く…どう考える?|連載:VALX 只⽯昌幸社長に聞く“ピンチの切り抜け方”#4 (2/3)
編集部:ちなみに志望動機に「給料が高いから」とは?
只石社長:言うわけないです(笑)OB訪問を死ぬほど繰り返して、キーエンスが求めている人物像を掴みました。給料が高いというのはこっちの都合で、そう言ってしまうと他の学生と一緒だから、それをあえて言わずに、そこ以外のことを言った方がいいというのは、OBから教えてもらったテクニックです。
編集部:いま、就活転職がなかなかうまくいっていない人に向けて、アドバイスをお願いします。
只石社長:そもそも、この時代に生まれて超ラッキーって思いますよ。めちゃくちゃ羨ましいです、この人手不足の状況。どこでも受かるはずなんです。それでも受かってないのは、まず反省すべきだと思います。
自分の何かが良くない。そう、まずはきちんと受け止めないと、人って変われない。ちゃんと受け止められた人は、可能性しかないと思うので、その可能性を伸ばすような努力、たとえば自分がどれだけ使い勝手がいい人間で、どれだけ社会に貢献できて、その会社が求める人であるかというのを、多少オーバーでいいから自信をもって伝えましょう。
多少やりたいことがはっきりしている、もしくは入りたい会社が決まっているんだったら、背伸びしてもいいんじゃないのかなって。