
「この時代、どこの会社にも受かっていないなら反省すべき」。就活や転職で不採用が続く…どう考える?|連載:VALX 只⽯昌幸社長に聞く“ピンチの切り抜け方”#4 (2/2)
編集部:いま、就活転職がなかなかうまくいっていない人に向けて、アドバイスをお願いします。
只石社長:そもそも、この時代に生まれて超ラッキーって思いますよ。めちゃくちゃ羨ましいです、この人手不足の状況。どこでも受かるはずなんです。それでも受かってないのは、まず反省すべきだと思います。
自分の何かが良くない。そう、まずはきちんと受け止めないと、人って変われない。ちゃんと受け止められた人は、可能性しかないと思うので、その可能性を伸ばすような努力、たとえば自分がどれだけ使い勝手がいい人間で、どれだけ社会に貢献できて、その会社が求める人であるかというのを、多少オーバーでいいから自信をもって伝えましょう。
多少やりたいことがはっきりしている、もしくは入りたい会社が決まっているんだったら、背伸びしてもいいんじゃないのかなって。
編集部:社長目線で、採用したい人を教えてください。
只石社長:「素直さ」です。たとえば未経験職で入社した場合、「こういうやり方でやってごらん」という言葉に対して「そういうやり方は違うと思います」とか「そういうのやりたくて○○やってるんじゃないんですよね」とか言うのは違うかなと。
まずやってみる。それは素直さがないと絶対にできないこと。素直さは絶対大事だと思います。
とくに学生さんの場合、社会経験がないことは認めて、ゼロベースで「素直さだけが自分の武器」というくらいにしておく。語るのは過去(これまで)の実績だけで、それ以外は素直さしか残ってないです、くらいのほうが僕は採用したいですね。
編集部:あまり採用したくないなという人は?
只石社長:素直じゃない人です。どんなに優秀でどんなに高学歴でも。さすがに社会はそこまで甘くはないので。
次回:「会社から与えられたノルマは目標じゃない」仕事のやる気が出ない…モチベーションを高める秘訣は?|連載:VALX 只⽯昌幸社長に聞く“ピンチの切り抜け方”#5
プロフィール
只石昌幸(ただいし・まさゆき)
群馬県出身。群馬県立高崎高校より、法政大学経営学部へ。株式会社キーエンスを経て、起業。2006年、株式会社レバレッジを創業。WEBサイトの受託からスタートさせるも、Blogブームに乗って、こだわり社長のニックネームで独自のグルメブログを展開し、自身のアメブロがアクセス数において、アメブロ日本一に。2016年より自社メディア『ダイエットコンシェルジュ』を開始、パーソナルジムのマッチングメディアとして日本最大規模に成長。2019年よりフィットネスブランド『VALX』を山本義徳先生とともに開始。ブランド開始から約5年で、ブランド累計販売数550万個突破、プロテインの累計販売食数は1億3千万食を突破する。35歳の時、趣味で始めた極真空手も優勝8回、世界シニア大会8位を受賞。X(旧Twitter)フォロワー数5.2万人。
・X公式アカウント https://x.com/kodawari_ceo
<Text & Photo:編集部>