インタビュー
2017年11月17日

好奇心いっぱい!習い事は「できれば月曜から金曜まであれこれ日替わりがいい!」という子でした。モーグル伊藤みき(前編)│子どもの頃こんな習い事してました #5 (1/3)

 スポーツ界の第一線で活躍するアスリートに、幼少期の習い事について訊く連載。自身の経験を振り返っていただき、当時の習い事がどのように現在のプレーに活かされているか、今の自分にどう影響しているかを伺います。

  第5回は、モーグルの伊藤みき選手。3歳からスキーを始め、小学生のころから数々の大会で入賞、14歳でナショナルチームに選出。高校生でオリンピック初出場を果たしました。そんな“天才少女”として頭角を現した伊藤選手は、目にしたものはなんでも「やってみたい」と言う子どもだったそう。そんなエネルギッシュな伊藤選手に両親は……? 

▼後編はこちら

子どものころ、すべては与えてもらえなかった、だからこそ夢もチャレンジ精神もずっと持ち続けている。モーグル伊藤みき(後編)【子どもの頃こんな習い事してました #5】 | 子育て×スポーツ『MELOS』

まだまだやりたいことがたくさんある

――スキーを始めたきっかけを教えてください。

両親が高校の体育の先生で、スキーが大好きだったんです。それで3歳のころから一緒について行って滑るようになりました。小学2年生のときに2歳年上の姉(モーグルの伊藤あづさ選手)と一緒にモーグル競技を始め、私が4年生になったとき本格的に毎週末練習するようになりました。

――毎週末となると冬は大忙しですね。

そうですね。夏もサマーゲレンデが兵庫県にあり(伊藤選手は滋賀県出身)そこに通っていたので、そちらも思い出深いです。基本的にはいつも両親と姉、6歳下の妹(モーグルの伊藤さつき選手)と家族全員で行くんですが、父がハンドボール部、母がバスケットボール部の顧問をしていたので、試合があって行けないこともありました。

――ほかにはどんな習い事をしていましたか。

ピアノを小学1年生から高校3年生まで習っていました。自分から「習いたい」と言って始めたんです。上手ではなかったけれど楽しかったですね。スキー以外の話ができる場所が好きなんです。ピアノの先生とはいまでも交流があります。

――高校3年生まで習っていたとなると、かなりのレベルでは……?

いや、全然進んでないです。バイエルが終わったくらい。一生懸命やっていたのは小学校の間で、中学生になったら部活も始まってレッスンに行けないときもあって。でも「やめたい」と思ったこともなかったんです。大学で家を出るタイミングでやめることになりました。実家から大学に通っていたらピアノももっと続いてたかもしれない。今もたまに弾きたいなと思うことはありますが、全然弾けない(笑)。

あとは公文を小学校高学年から中学校1、2年くらいまで。私が「英語を習いたい」と言ったら、母が「あの教室に行けば」って。だから公文の英語だけ習っていました。

――英語は世界の大会に出るときに役立つと思ったからですか?

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