インタビュー
2017年11月20日

フットサル日本代表の若きエースが現役生活とキッズ向けコーチを両立する理由 (1/2)

 17歳でFリーグデビューを飾り、翌年にはフットサル日本代表入り。今やリーグを代表するトッププレイヤーに成長し、今後の日本フットサル界を背負って立つ選手として注目されているフウガドールすみだ・清水和也選手。そんな清水選手は昨年まで2年間、クラブが運営するフットサルスクールで幼稚園~小学6年生までの指導を行っていました。クラブとプロ契約を結んだ今季も、月に2回ほどの頻度で4歳~小学校1年生を対象とした「フットサル広場」でメインコーチを務めています。

 プロ選手となった今もコーチを続ける清水選手。その理由はどんなところにあるのでしょうか。

フットサル選手になっていなかったら保育士に

--先ほどフットサル広場での指導の様子を見させていただいたのですが、子どもたちとの接し方がとてもお上手ですね。クラブのコーチというよりは優しいお兄さんという感じで、子どもたちも本当に楽しそうでした。子どもたちと接する上で何か秘訣のようなものはあるのでしょうか?

僕は4人兄弟(筆者註:兄1人/サテライトチームのフウガドールすみだバッファローズ所属で、特別指定強化選手としてFリーグの試合にも出場している清水誠也選手、妹2人)で、小さい頃から妹たちの面倒を見る機会が多かったので、その辺りが影響しているのだと思います。物心ついた時には小さい子と関わる仕事がしたいと思っていて、フットサル選手になっていなかったら保育士になろうかとも考えていたくらいなので。高校生の時に進路をどうしようかかなり悩んだのですが、フウガドールすみだからフットサルスクールのコーチをやりながら選手としてFリーグでプレーするというオファーをいただき、フットサル選手になることを決めました。子どもとフットサルが好きな僕にとっては本当に天職のような仕事だったと思います。

--清水選手は今季からクラブとプロ契約を結び、昨季までの選手+スクールコーチという契約から、プレーをするだけで報酬を得られる契約形態に変わりました。それでもなお、今も月に2回ほどフットサル広場のメインコーチを務めてらっしゃる理由はどんなところにあるのでしょうか?

プロ契約を結べたのは大変光栄なことですし、お陰様で今季はフットサルについてじっくりと考えられる時間が増えました。時間ができたことでチームの練習以外でも強度の高いトレーニングができていますし、その成果が徐々にプレーにも表れてきていると思います。ただ、選手としてピッチでプレーするのはもちろんやりがいのあることなのですが、同時に昨年まで行っていたスクールコーチの仕事もとても充実したものでした。スクールコーチの仕事が終了してしばらく経った時に、クラブからこのフットサル広場のコーチの話を打診していただき、是非やらせていただこうと思ったんです。

--日本代表でも活躍している現役のトッププレイヤーから直接指導を受けられる機会なんて普通は滅多に無いですし、子どもたちにとってはかなり貴重な経験になりますよね。

現役でプレーしながらも子どもたちと一緒にプレーすることで何か伝えられることがあると思うので、「将来あんな選手になりたい!」って思ってもらえたら良いなと思います。プレーだけでなく、人としての振る舞いの部分なども含めて目標とされるような選手、子どもたちから憧れられる選手を目指していきたいです。

--教え子の子どもたちがFリーグの試合を観に来てくれたりもするそうですね。選手としては大きなモチベーションになるのではないですか?

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