PASSPO☆・森詩織「バスケの練習はすごくキツいけど、仲間と一緒にいる時間がとにかく楽しかった」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#4 (2/3)
ウォーミングアップの後にフットワークで下半身を鍛えて、それからパス練習とかシュート練習とかをしていたと思います。人数が少ないから5対5の試合形式の練習ができないんですよ。たまに男子とすることもあったんですけれど、体格差があるからボロボロに負けてました。
——特にキツかった練習は?
スリーメンですね。自陣から敵陣に向かって3人でパスをしながら走ってシュート、その後に自陣まで戻ってシュートっていうのを繰り返すんですけど、20本とか30本を連続で決めないと終わらないんです。しかも、外したらリセットになって最初からっていう。
——それはなかなかキツそうですね。
全員が順番でやるんですけれど、人数が少ないからすぐに自分の番が回ってくるからすごく疲れるんです。しかも、私はプレッシャーに弱いから最後の1本とかで外したりしちゃうんですよ(笑)。だから、後輩のことを責めることができないっていう。
——先輩として「ちゃんとやろう」と言っても、自分が外すと気まずいですよね。
もう「ごめん!」って言うしかないですよね(笑)。
——そんなハードな部活をなぜ6年間も続けられたと思いますか?
ひとつはお母さんの存在ですね。「辞めるな!」ってずっと言われていたんですよ。あとは、なんだかんだ部員同士の仲が良かったので、きついけどトータルで考えたら楽しかったんだと思います。だから、怪我以外では一回も休んでないはず。
——部活以外でも一緒に遊んだりしていたんですか?
練習が終わってから、みんなでよく寄り道してましたね。本当はダメなんですけど(笑)。ゲームセンターでプリクラを撮ったり、夏は着替えを持って外で水浴びしたり。そういうときは先輩・後輩関係なく仲良くしていましたね。
後輩からの人望厚く、バレンタインデーには大量のチョコも!
——中学3年生のときにはキャプテンに就任したそうですが、どんな経緯だったんですか?
1年生のときにすごく上手な子がいて、その子がキャプテンになるだろうなって思っていたんです。でも、2年生になったらバスケ部をやめてゴルフ部に入っちゃって。その子の次にうまかったのが私だったらしく、監督に指名されたって感じでした。
——現在、森さんはPASSPO☆でムードメーカー的存在ですが、後輩からも慕われるキャプテンだったんでしょうか?