2018年1月4日

「女の子はスポットライトを浴びるときれいになる!」アイドルコピーダンス大会「UNIDOL」にかける女子大生の青春が熱い! (1/3)

 女子大学生の間で、「UNIDOL(ユニドル)」というアイドルコピーダンスの日本一を決める大会が盛り上がりを見せています。「UNIDOL」は、普通の女子大生たちが“一夜限りのアイドル”になり、ライブハウスを会場として、アイドルのコピーダンス・パフォーマンスを競うコンテスト。

 2012年に始まった「UNIDOL」は、近年は夏と冬の年に2回、全国大会が開催されることでスケジュールが定着しています。2016年の年間総動員数は2万人を記録。全国大会の前に予選大会が全国5都市(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)で開催され、全国大会では都内最大級の有名ライブハウスが超満員に。年々、注目度を増して、「UNIDOL」に出場したいと願う女子高校生も増えているそう。

 そんな「UNIDOL」の魅力はどこにあるのでしょうか。「UNIDOL」の全国大会で2回の優勝を誇る強豪チーム「Tomboys☆」(東洋大学)のメンバーたちに伺いました。なお、「UNIDOL」の本大会への出場を続けているチームで複数回の優勝経験があるのは現在のところ、「Tomboys☆」だけなんです。

「UNIDOL」のステージで踊る姿はまるで本物のアイドル

▲「Tomboys☆」のメンバーたち

 「Tomboys☆」は、東洋大学・朝霞キャンパスのダンスサークル。東洋大学の川越キャンパスと白山キャンパスのメンバーも含めて現在、23人で活動中。普段は週に2回の練習をし、「UNIDOL」の大会の1週間前から、練習は毎日に。深夜練習は行なわず、平日は授業が終わってから夜までの約3時間。土日は、朝の11時から夜の9時まで、休憩をはさんで10時間の練習をします。

 プロのアイドルグループであれば、例えば、ステージ上で小学生から大人までという幅広い年齢層のメンバーがひとつのパフォーマンスを作らなければならない場合もありますが、大学生に限定している「UNIDOL」では、18歳から22歳までの限られた年齢層のメンバーだけが集まり、各自の成長期や体力の衰えなどを気にせずに、同年代の女性たちだけで身体能力の限界に挑戦できるところも大きな特徴。「Tomboys☆」は「お転婆娘たち」という意味だそうで、力強いパフォーマンスと元気いっぱいの笑顔が人気のチームです。

 そんな「Tomboys☆」のメンバーの中から、「UNIDOL2017-18 Winter 関東予選」(12月11日~13日)の予選会場で話を聞かせてくれたのは、「Tomboys☆」代表のるみさん(3年)、「UNIDOL」チーム代表のえりかさん(2年)、あずさん(4年)、ばんびさん(1年)の4人。

▲左から、えりかさん、あずさん、るみさん、ばんびさん

――「Tomboys☆」に入った理由を教えてください。

るみ:高校のときにチアダンスをしていて、大学でもダンスを続けたいと思ってことから、「Tomboys☆」に入りました。実は、軽い気持ちで入ったのですが、1年生のときに、「Tomboys☆」の先輩たちが「UNIDOL」の大会に出場している様子を見て、「すごいところに入っちゃったんだ」と驚きました(笑)。

えりか:大学に入ってサークルを決めるときにダンスかフットサルをやりたかったのですが、サークル体験会で「Tomboys☆」の先輩たちの姿を見て、一緒にやりたいと思いました。これまでアイドルコピーダンスはやったことがなかったです。

あず:高校3年生のとき、東洋大学への入学が早い時期に決まりました。11月の学園祭を見に行ったら、「Tomboys☆」がステージでパフォーマンスをしていて、それを観て入りたいと思いました。

私が大学に入学して「Tomboys☆」に入ったばかりのころに、私の先輩たちが「Tomboys☆」として「UNIDOL」に初出場したのですが、先輩たちがライブハウスのステージで踊る姿を観て衝撃を受けました。いつもサークルで会う先輩たちとはまったくの別人でした。衣装も着ているし、キラキラしていて、本物のアイドルみたいだな、と。そのとき、先輩たちは、初出場の「UNIDOL」で3位に輝いたのですが、私たちもこうなりたいと思って、その年から始まった「UNIDOL」の新人戦に出場しました。

ばんび:「Tomboys☆」には、新入生向けの体験会に行って踊ってみたらすごく楽しくて入りました。「Tomboys☆」に入るまでは、スポットライトを浴びる場所に立って、人前で何かをしたことはありませんでしたね。

――2回の全国優勝を経験していますが、優勝して変わったことは?

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