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アップアップガールズ(仮)・佐保明梨「黒帯の上級生たちがモーニング娘。とは違った意味でキラキラしていて憧れた」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#3 (1/2)

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 スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。

 第3回は、7人組“アスリート系アイドル”グループ「アップアップガールズ(仮)」の佐保明梨さん。小学校3年生で空手を始め、2016年には初段で黒帯を取得。ライブのステージで空手の型や、バット、瓦、氷柱割りを披露したこともある、“空手アイドル”として活躍しています。

 前編では、空手を始めたきっかけや練習に励んだ日々で印象に残っている場面について語ってもらいました。

お姉ちゃんの付き添いで行ったら、自分がハマってしまった

——空手を始めたのは、いつですか?

 小学校3年生のときです。2歳上のお姉ちゃんの友だちが、空手を始めたんですよ。それをお姉ちゃんが両親に報告したら、お父さんもお母さんも「あなたも一緒にやりなさい」って言い始めて。お姉ちゃんは引っ込み思案な性格だったので、精神面を鍛えてほしかったみたいですね。それでお姉ちゃんが見学に行くことになったんですけど、なぜか私も付き添いで行くことになって。そしたら、すごい楽しそうだったんです! 「かっこいいな、楽しそうだな」って、私の方が乗り気になっちゃって(笑)。

——なるほど(笑)。

 どうせ入るんだったら、いろんな道場を見てから決めた方がいいってことになって、そこから道場めぐり。家の周りにある道場を全部調べて、体験レッスンも受けて。それで入ったのが琉球古武術なども融合した、糸東(しとう)流の道場でした。

——どうしてその道場にしたんですか?

 同世代の女の子の数がほかの道場より多かったんです。にぎやかで楽しそうだなって。あと、体験レッスンのときからすごい熱量で教えてくれるんですよ。この先生から教わったら、上手になれそうだな、と思いました。大会でもけっこう賞を獲っていましたし。

——お姉ちゃんも同じ道場に?

 そうです。でも、すごく厳しくて練習量も多い道場だったので、お姉ちゃんは仮病を使って休んだりしてましたね(笑)。週に5回、夜7時から10時まで練習があったんですけど、お姉ちゃんは2回行けばいい方でした。私はすごく楽しかったので、休まずに通ってました。家に返ってもひとりで型の練習をしてたくらい。ずーっと空手をやってましたね。

——佐保さんは、4歳でモーニング娘。を好きになって、キラキラ・ふわふわなイメージのアイドルに憧れ、ひとりで“コンサートごっこ”をやっていたと聞きました。空手は、アイドルとは正反対で、人によっては「怖い」と感じてしまうようなイメージだとも思いますが。

 もちろんモーニング娘。は大好きだったんですけど、それとは違った意味で黒帯の上級生たちがキラキラして見えたんです。スポーツができる子ってかっこいいな、という感じで。特に中学生くらいの女の子たちが、小学校3年生だった私からするとすごく大人に見えて憧れましたね。

——それはどうして?

 学校の部活とかだと後輩がいろいろやるじゃないですか。でも、この道場では上級生がいろんなことをやらなきゃいけなかったんです。たとえば、先生の荷物を運んだり、練習中の仕切りをしたり。あと、練習中にちっちゃい子がお漏らししたら、その子を運んで床を掃除して、着替えさせたりもしていて。いろんなことを上級生たちがやるんです。空手が強いだけじゃなくて、面倒見もいい。そういう姿をずっと見ていたので、いろんな面で憧れていました。

——週に5回の練習は、どんな内容だったんでしょうか?

 みんなで体育館をぐるぐるランニングからストレッチをして、次にみんなで列になってワンツーなどの基礎練習。それが終わったら、帯(の色)ごとに分かれて型の練習をします。そして練習の最後には、全員が集まって塾長の前で型の発表をするんです。多いときだと50人くらいが見てる前で帯ごとに披露するんですけど、間違えると塾長に「そこ、違うから」って止められて。指示を受けてからまた始めるんですけど、ほかのみんなが終わってる状態でやらなきゃいけないこともあったので、嫌だな……って思ったのをすごく覚えてます。

——印象に残っている練習風景はありますか? たとえば、道着を着て裸足だと、冬場の練習はきつそうですが……。

 冬場は本当に寒くてつらかったですね。靴下を履いてもいいんですけど、指が出てないとダメだったんです。でも、いちばん冷たいのは指じゃないですか。だから、ほぼ意味ないんですよ(笑)。あと、道着だけだと寒いので、ジャンパーを着てよかったんです。道場でおそろいのジャンパーがあって。でも、それもすごく薄くて意味がないっていう(笑)。

——いろいろ防寒する意味がないんですね。

 こんな感じで(突きのような小さなジェスチャーをしながら)体も縮こまりながら練習するんですけど、体が温まった頃にはもう終わりの時間を迎える感じでした。

——それでも週5回ずっと通っていたのはすごいですね。つらさよりも楽しさが勝っていたのでしょうか?

 楽しくて行ってたのもあるし、上手になりたい、試合で勝ちたい、帯を上げたいっていう気持ちもあるし。あと、なんというか「一回休んだら、もう行かなくなるだろうな。これを止めてはいけない」っていう使命感もあって。意地になってた部分もちょっとありました。

▲小学生当時の写真。空手の試合に出場し、見事に表彰状を受け取る

——練習に行きたくない日はありませんでしたか?

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