インタビュー
2017年10月3日

PASSPO☆・森詩織「バスケ6年、PASSPO☆8年。続けることでわかることもある」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#4 (2/2)

 ランニングを始めました。ここ4、5年はほぼ毎朝走っています。起きてすぐ、朝ごはんを食べる前に30〜40分かけて6キロくらい走るんですよ。最初はキツかったんですけど、1ヶ月くらいで慣れたのかな。今では走らないと気持ち悪いくらいです。最近、家族でハワイに行ったんですけど、そのときもお母さんと一緒に走ってました(笑)。

——体型がずっと変わらないのはランニングの賜物でしょうか?

 いや、けっこう変わりましたよ。バスケをやってた頃は足が筋肉でパンパンだったんですけど、あるときを境にすっと落ちて。

——部活を引退してからも、バスケをやることはあるんですか?

 ほとんどないんですよね。やりたい気持ちはあるんですけど、なかなか機会がなくて。去年、雑誌『月刊バスケットボール』の企画で、少しやったくらいかな。フリースローを10本打って何本入るかって企画があって。そしたら、すごく久しぶりだったのに8本も決めて自分でもびっくりでした。

バスケ6年、PASSPO☆8年。続けることでわかること

——PASSPO☆としての活動は今年で8年目。アイドル界のなかではキャリアが長い方になってきましたよね。

 そうなんですよ。アイドルのフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」にも毎年出させていただいてるんですけど、2010年の初回で一緒になった子たちもどんどん卒業していってますし。まだ活動してるグループは少なくなっちゃいましたね。

——芸能活動を続けるにあたって、キツイ部活を6年間続けた経験が活きているのでしょうか?

 何かを続けることでわかることがあるんですよね、きっと。やっぱり中途半端に終わらせるのは嫌だし。最初は自分が有名になってからやめるのがいいと思ってたんですけど、次第にPASSPO☆というグループにいることが楽しくなってきて。今では続けていくことが目標だと思ってます。PASSPO☆のことをもっと多くの方に知ってもらいたいから。

——意識の変化はいつ頃に起こったんですか?

 結成当時は10人グループだったのが、徐々に卒業して、2015年に7人になったんです。その時期からメンバー同士でPASSPO☆のことをよく話すようになって。その頃からですね。自分たちの考えで動いていかないとって思うようになったのは。

——そういった経験を共有したメンバー同士だと特別な絆があるのでしょうか?

 そうですね。メンバー同士じゃないとわからないこともあるし、なんでも話せちゃうから秘密がないんです。それに加えてサウンドプロデューサーや振り付けの先生、長く応援してくれるパッセン(ファン)は特別です。みんなと一緒に9年、10年とこれからも一緒に歩んでいきたいと思います。

[プロフィール]
森詩織(もり・しおり)/PASSPO☆
1992年11月8日生まれ、東京都出身。グループのメインボーカルを務める。2009年に「ぱすぽ☆」(のちに「PASSPO☆」へ改名)を結成。メンバーを「クルー」、ライブを「フライト」、ファンを「パッセンジャー」と呼ぶ、「空」と「旅」がコンセプトのグループ。2011年にメジャーデビューシングル「少女飛行」をリリースし、オリコン週間ランキングで初登場1位を記録した。ロック色の強い楽曲とパワフルなパフォーマンスはが特徴で、楽器を演奏するバンド形式の「BAND PASSPO☆」としてのライブも人気。2010年に開催された、アイドル界最大のフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」の初回に出演していた、現在では数少ないグループのひとつ
【PASSPO☆公式ウェブページ】http://passpo.jp/
【公式ツイッター】https://twitter.com/morishixsmilin
【公式ブログ】https://lineblog.me/morishiori/

▼前編はこちら

PASSPO☆・森詩織「バスケの練習はすごくキツいけど、仲間と一緒にいる時間がとにかく楽しかった」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#4 | 趣味×スポーツ『MELOS』

<Text:森祐介/Photo:市村岬>

[お詫びと訂正:10月3日]初出時に森詩織さんの生年月日に誤りがありました。ここに訂正し、お詫び申し上げます。

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