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2019年12月11日

いきなり首を絞められたり、ヘッドロックかまされたときの対処法┃特集:護身術マニュアル (2/2)

正面から首を掴まれたとき

右手で相手の左手首を上から掴みます。

相手の左手を引きはがしながら右足を1歩踏み込み、自分の左の掌底で相手の顔面を突き上げます。

右手を握り返して相手の左手首をしっかり掴み、自分の左手は相手の左肩に置いて、相手の股間を蹴り上げます。

左手は相手の肩に置いたまま、右手を振りかぶります。

相手の背中に思いきり肘を振り下ろし、相手がひるんだスキに距離をとります。

ヘッドロックをされたとき

右足を前に踏み込み、体の向きを90度回転させて相手に近づきます。

右手で相手の股間を勢いよく打って、相手の頭の上から左手を伸ばし、相手の前頭部の髪を掴みます。

掴んだ髪をまま左手で引っぱり上げて相手の頭をグッと起こし、さらに後ろに引っぱって相手の身体を反らせます。

右手を振り上げ、相手の鎖骨を狙ってハンマーパンチを打ち込みます。相手がひるんだスキに距離をとります。

危険に遭遇したらまず逃げること

 危険な場面に遭遇したときは、まず大きい声を出して周りの人に助けを求めること、そして、とにかく「逃げる」ことです。護身術の目的は、決して相手を痛めつけて負かすことではなく、相手をひるませて逃げるスキをつくることにあります。護身術を身につけたからといって自分の力を過信し、積極的に攻撃をしようとすると、かえって危険を招いてしまうことを覚えておきましょう。

 次回は「ひったくりに遭ったとき、刃物を突きつけられたときの対処法」をご紹介します。

[監修・撮影協力]
クラヴマガ・ジャパン
http://www.kravmaga.co.jp/

<Text:丸山美紀(アート・サプライ)/Photo:小島マサヒロ/Model:梅山富美子、中村康之(クラヴマガ・ジャパン)>

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