インタビュー
2017年12月7日

ストイックすぎるマラソン生活は禁物。ドラマ『陸王』でマラソンランナーを熱演中の芸人・宇野けんたろうを直撃!(前編) (3/3)

軽くはしてましたけど、本格的にはまったく練習してませんでした。それなのに2時間48分で走れたんですよ。当時「芸能界で一番早いんじゃないか」とも言われて、いろんなイベントに呼んでいただけるようになったんですよ。あと、ちょうどそのタイミングで世間的にもマラソンブームが到来したこともあって、これは乗るしかない!って(笑)。

――宇野さんの日常的なトレーニング方法について聞かせてもらえますか?

やっぱり、毎日の練習は大事ですよね。僕の場合は、だいたい1日に30km、多い時で70kmくらいは走っています。朝と夜の2部練習をしていて、距離としては朝に11~12㎞、夜に20kmくらいです。トータル時間は2時間くらいでしょうか。

――そ、それを毎日⁉ 天候によって中止することはあるんですよね?

いえ、本番の大会でも相当な悪天候でないと中止にはならないので、練習もそれに合わせて雨でも雪でも走ってます。

――すごすぎる……。ちなみに、食生活についてはどのような工夫をされていますか? 聞いたところでは現在の体脂肪率は3%だとか。

そうなんですよ! ただ、食生活は周りが思ってるほどストイックではないんです。よく「ササミいっぱい食べてるんですか?」と聞かれるんですが、ササミばっかりは食べないですよ(笑)! 練習の後は美味しいものをいっぱい食べて、体を作った方がいいんです。

――意外です! 食生活の方もそうとうストイックなんじゃないかとばかり……。

かと言って、大会直前に急にたくさん食べ過ぎても胃もたれは起こしますよね。要は「いつも通りのペース配分」が何より大切なんです。ストイックにいってもいいんですけど、詰まっちゃうんですよ。パンクしそうになっちゃうから。

――やりすぎは禁物。

そうです。僕、みんなからいろいろ聞かれるんですよね。「節制しているんですか?」「睡眠時間は何時間ですか?」とか……。でも、そんなことを気にしてばかりいたら走ることが楽しくなくなっちゃう。リラックスしたいつもの生活を心掛けることの方が大事だと思ってます。

後編では、宇野さんの今後の目標や、現在出演中のドラマ『陸王』に関するエピソードを聞かせていただきます!

▼後編に続く

竹内涼真くんに走りを教えるかわりに演技を教えてもらいました。ドラマ『陸王』でマラソンランナーを熱演中の芸人・宇野けんたろうを直撃!(後編) | 趣味, トレーニング×スポーツ『MELOS』

[プロフィール]
宇野けんたろう(うの・けんたろう)
お笑いコンビ・げんき~ずのツッコミ担当。2000年に結成し、ライブやイベントを中心に活動している。芸人でありながらも世界陸上選考会に出場可能な実力を持つと言われ、2011年10月の第1回大阪マラソンでは2時間37分の当時の芸能界最速記録を樹立。その後も各地のマラソン大会で大きな成績を残している。現在はTBS系ドラマ『陸王』にて「ダイワ食品」陸上部のエース・立原隼斗役を演じている。
【公式Twitter】https://twitter.com/unokentarorun
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<Text:もちづき千代子(H14)/Photo:久保誠>

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