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2018年2月26日

誰でもウェルカムな初心者ラン集団!東京「ライザランニングクラブ(WRC)」│全国のランニングクラブ訪問記 #5 (1/2)

 一緒に楽しく走ったり、高め合ったりできる仲間がほしい。そんな方は、近くで参加しやすいランニングチームを探してみましょう。MELOSでは全国各地で活動するランニングチームを取材し、皆さんにご紹介しています。

 今回お話を伺ったのは、東京都を拠点とする「ライザランニングクラブ(通称:WRC)」。しかしその発起人である2人も、実はランニング未経験からのスタートだったそうです。どんな特徴を持つチームなのか、詳しくご覧ください。

メンバーは全国各地に点在

▲立ち上げた小林幸司さん(写真左)と熊谷健さん(同右)

 WRCは2016年1月から活動を開始。熊谷健さんと小林幸司さんによって立ち上げられました。そのキッカケは、ご自身の参加した初マラソンにあったようです。

熊谷さん「以前は野球をやっていたんですが、社会人になってから、運動で限界に挑戦するような機会ってなくなっていました。でも、年1回くらいは何かやりたいと思い、出場したのがNAHAマラソンだったんです。かれこれ10年くらい出場していますが、すごく盛り上がって楽しく、やめられません」

小林さん「走るようになって、最初は私の知人をサポートするようになりました。それが、次第にそうした仲間が増えたらおもしろいと思うようになって、チームを立ち上げることに。すると皆さん友達を連れてきてくれて、少しずつメンバーが増えていったんです」

 現在、メンバーは全体で50名ほど。30代が中心ですが、上は60歳まで実に幅広い年齢層の方々が集っていると言います。しかし実はこちらのWRC、他チームとは異なる大きな特徴がありました。なんと活動地域を限定しておらず、全国各地にメンバーがいるのです。

熊谷さん「私たちは関東に住んでいますし、練習会となればどうしても都内が多くなります。でもチームに参加するうえで、地域は縛っていません。都内や近郊はもちろん、長野、あるいは四国地方など。全国各地にメンバーが点在していて、大会参加などの際に集まっています。どこに行っても同じチームのメンバーがいたら、おもしろいじゃないですか。チームTシャツがあるので、初対面でもすぐに分かりますよ」

小林さん「私は丸亀ハーフマラソンに出た際、現地のメンバーにお会いしました。他にもスイーツマラソンに出場したり、横手市で開催されるリレーマラソンを走ったり。いつも全員が集まれるわけではありませんが、呼びかけて集まったり、現地に行った際にお会いしたりしながら、仲間として交流を深めています」

 そのほか、メンバー間ではSNSを用いてコミュニケーションを取っているとのこと。大会情報を共有したり、自分たちの出場予定を伝えたり。インターネットが普及して場所を選ばず繋がりが持てる現在だからこそ生まれた、新しい形のランニングチームなのかもしれません。

誰でもウェルカムな初心者集団!

 初心者や走力に自信のない方は、チームと聞いて少しハードルが高いように感じてしまうのではないでしょうか。自分なんかが……と引け目に感じて、興味はあっても一歩踏み出せないというランナーは多いはずです。しかしWRCなら、そのような心配は必要ありません。

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