2025年9月29日

つい自慢やマウントをしてしまう人は、何が目的なのか?その心理を探ると見えてくる“意外なもの”とは (3/5)

性別によってマウント理由や内容に違いはある?

マウント(優位性を示す言動)は男女問わずありますが、男性は数値化できる成果や競争で示し、女性は人間関係やライフスタイルで示す傾向があります。

どちらも根底には「自分を守りたい・価値を示したい」気持ちが強くあると考えられます。

男性に多いマウントの心理・特徴

●競争意識やステータス志向
→ 収入・学歴・仕事・身長など「数値化できる成果」で比べることが多い

●序列をはっきりさせたい
→ 「誰が上か下か」を確認して安心する

●会話を勝負にしやすい
→ 雑談でも「自分のほうが詳しい」「経験が豊富」と張り合う傾向

例:「自分は○○大学出身」「年収は○○万円」「ベンチプレス○kg上げられる」

女性に多いマウントの心理・特徴

●承認欲求・安心感を得たい
→ 「私は幸せ」「ちゃんとやっている」と確認したい気持ちが強い。

●関係性の中での優位性を主張する
→ 仲間内で「誰が一番大切にされているか」「誰が一番充実しているか」を示したい。

●会話を共感ベースで進めつつ優位を出す
→ 「わかる〜、私なんてもっと○○で……」と共感+自慢をセットにすることも。

例:「夫がすごく稼いでる」「子どもが優秀」「ブランドバッグを買った」

たとえば地価の高いエリアに住んでいるなどの自慢は男女ともに見られますが、男性は“経済力の証明”、女性は“安心できる暮らしの証明”として語ることが多いです。

根っこは同じでも、表現されるテーマが異なるのです。ちょっと面白いですよね。

男性に多いマウント 女性に多いマウント
学歴・肩書き:「自分は○○大出身」「前職は大手にいた」 夫(妻)自慢:「夫が大手勤務」「夫の年収が高い」
収入・仕事:「年収は○○」「このプロジェクトを動かしたのは自分」 子ども自慢:「子どもが有名校に合格」「大会で優勝した」
住まい・ステータス:「タワマンの上層階に住んでる」「港区に家を買った」 暮らし・安心感:「タワマンは便利」「〇〇区は治安が良くて安心」
モノ・所有物:「外車に乗ってる」「時計は○○ブランド」 ブランド品:「このバッグは新作」「限定モデルを持ってる」
体力・努力:「ベンチプレス○kg」「寝てないのに働いてる」 美容・ライフスタイル:「週3でエステに通ってる」「オーガニック生活してる」

大人なのに自慢やマウントを抑えきれないのはなぜ?

子どもっぽい行動に見える“自慢やマウント”ですが、大人になっても出てしまうのにはいくつか理由があります。

承認欲求が満たされていない

社会人になると褒められる機会が減るため、会話の中で自分を認めてもらいたくなる

 劣等感や不安の裏返し

実は自信がなく、「自分はすごい」と示さないと不安が強まる

自己評価と他者評価のギャップ

→ 自分では「普通に会話している」つもりでも、強調の仕方やタイミングで“自慢”に見えてしまう

文化・習慣の影響

「寝てない」「忙しい」が頑張りの象徴として評価されやすい環境では、不健康自慢が常態化しやすい

つまり、大人になっても自慢やマウントをしてしまうのは「承認欲求」「不安の補償」「環境の影響」が重なっているからなのです。

ちなみに「自虐風自慢」も、謙虚さの裏に隠れた承認欲求や自信のなさの表れです。素直に“すごいですね”と言うよりも、『努力していて立派』『大変だけど成果があるんですね』と認めてあげると、相手は満たされやすく、会話もスムーズに流せます。

次:どんな人が自慢やマウントをしやすいの? されやすい人、されにくい人の特徴

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