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ライフスタイル
2018年5月25日

ヘルシー惣菜や食イベントが充実。逗子「AID.KITCHEN(エイド・キッチン)」が目指すもの (2/2)

 たとえば、夏場に重宝しそうな“ワラーチ”を手作りするイベント。一見サンダルのようですが、きちんと走ることができます。しかも慣れれば誰もが自作できるということで、多くのランナーが集まりました。

▲Photo by Nanaha Okubo

 必要な材料を店側で用意し、レクチャーしながら1人ひとりがオリジナルのワラーチを作る。完成したら、実際に近くの砂浜へ走りに行きます。さらに走った後はビールで乾杯! ワラーチ作りを思い出しながら、参加者同士の交流が深まるイベントです。

▲Photo by Nanaha Okubo

 さらに食については、「発酵ワークショップ」という珍しいイベントも。塩麹・醤油麹作りに始まり、米味噌の仕込みまで体験したそうです。それらを用いたランチを食べたり、味噌玉など味噌の楽しみ方を学んだり。まさに“目からウロコ”の貴重体験ができるのも、「AID.KITCHEN」ならではといえる魅力です。

 その他にも、今後は“ギー”という万能オイルを作るワークショップ、管理栄養士を招いたリカバリーセミナーなどを開催予定。ワラーチワークショップも、夏に子どもを対象としたイベントが検討されているそうです。

「ただのお惣菜屋ではなく、アウトドアやスポーツを絡めていろんな取り組みを行いたいですね。もちろん食事も私自身が学びながら、もっといいものをご提供できるよう努めていきます。スポーツはしているものの、何を食べればいいのか分からない。そんなときは、ぜひAID.KITCHENに来てください。私自身も、いろんなお客さんとの関わりから気づきが得られます。どんなときに、どんなものが食べたいのか。そういう要望を直接伺うからこそ、さらに皆さまにとって必要な食事をご提供できるんですよ。AID.KITCHENに来るとホッとしたり、何を食べようか楽しみになったり。そんな場所になっていけたらと思います」

 自らもランニングやサーフィンに取り組みながら、その中で見つけた「食でアスリートをサポートしたい」という思い。その熱い気持ちが、取材を通して伝わってきました。最近はケータリングの対応も始めたとのこと。いずれはAID.KITCHENを、レースやアウトドアイベントのエイドステーションに出したいという目標もあるそうです。

 JR逗子駅からほど近く、アクセスにも優れた「AID.KITCHEN」。アスリートからご年配の方、子育て中の方まで。ヘルシー&おいしい惣菜を味わいに、1度訪れてみてください。「こんなお惣菜が欲しかった」という願いが、ここで叶うかもしれません。

[店舗情報]
AID.KITCHEN(エイド・キッチン)
・住所:神奈川県逗子市逗子1-8-15 田村ビル1F
・アクセス:JR逗子駅 東口より徒歩約7分
・TEL:046-815-0340
・公式サイト:https://www.facebook.com/AID.KITCHEN.ZUSHI/

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。3児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>

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