フィットネス
2018年7月25日

制限時間は24時間!ウルトラマラソン「奥多摩周遊エコ・ジャーニー」を走ってきた(前編) (3/3)

日が沈む中でゴール

 檜原村の役場付近、村落のある場所へどんどん下っていきます。この辺りにくると、少しずつ日が沈みはじめました。当日は雨明けからの曇り空だったので、いつもより暗くなるのが早かったかもしれません。

 ゴールまでは、いくつか民家の点在するエリアを抜けていきます。まだ残りは距離があるものの、なんとなくゴールが近い感じがして元気が出てくるでしょう。

 個人的に「もうゴールだ!」と強く感じられるポイントが、こちらの新矢柄橋。暗くなった夜でも存在感があります。ここを越えれば、残りは約5kmです。

 そして、いよいよ武蔵五日市駅周辺の市街へ。家やバス停、さらにはコンビニなど。早朝にスタートした場所へ、ついに戻ってきました。この辺りへ来ると、おそらく多くのランナーはキョロキョロとゴール地点である「油屋旅館」の看板を探しながら走っていたのではないでしょうか。

 武蔵五日市駅を早朝にスタートし、暗闇の中でゴール! そこには運営スタッフはもちろん、先にゴールしたランナーも大勢いました。山や川、「これでもか」というほどのアップダウンに苦戦した本大会。しかし終わってみれば、過酷だからこそ充実した気持ちが湧き上がります。

 本大会の特徴は、こうした厳しいコースや24時間という長い制限時間だけではありません。コース上で目に飛び込んでくる素晴らしい景色こそ、本大会の持つ最大の魅力といえるでしょう。後編では、コース上から見ることができる景色にスポットを当て、写真とともにご紹介します。

後編: 東京にも大自然があった!ウルトラマラソン「奥多摩周遊エコ・ジャーニー」で出会うオススメスポット(後編)

[大会情報]
奥多摩周遊エコ・ジャーニー
http://blog.eco-journey.org/category/996324-1.html

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。3児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>

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