スポーツ時の水や汗からスマホを守る!スマホケース特集【使いたくなる! スポーツガジェット #1】 (1/2)
ガジェットとは、道具であり、オモシロイモノと位置付けられ、開発者たちの情熱によって次々と新製品が生み出されているジャンルでもあります。だからこそ、ガジェットはおもしろい。スタンドアロンからIoTでインターネットとつながるガジェットまで、あらゆるジャンルのガジェットを紹介していきます。
今回はスポーツと相性の良いガジェット「防水スマホケース」を紹介。防水機能だけではない、覚えておきたい選び方のポイントも紹介します。
海や川の中でスマホを使い続けても大丈夫?
夏のスポーツといえば、海に山に川にとアウトドアが主流。しかし、涼しいイメージの水も、爽やかな汗もスマホにとっては大敵なんですよね。
それでも防水・防塵機能をもったスマホが増えはじめたことにより、水に強いイメージもできあがりつつありますが、機能をもっていないスマホも多いのも事実。あまり気を抜くとスマホにとって命取りになります。
とくに気をつけなければいけないのが、国内スマホユーザーの大半を占める人気ぶりのiPhone(Apple)。iPhone 7からは待望の防沫・耐水・防塵性能が備わりましたが、それ以前のiPhoneは水に無抵抗でした……。
画面に多少の水がかかる程度ならまだしも、イヤフォンジャックやスピーカー部に水がかかるとすぐ壊れる脆弱なスマホだったんです。
最新のiPhoneユーザーは関係ないかもしれませんが、格安スマホブームで復活した防水機能なしのiPhone やiPhone SEも普通に販売されているので注意したいところ。お風呂で使用したいなんて考え方するのは日本人だけですからね。
それに「防水だから水の中で使える」と思っている人が、私の周りにも少なからずいます。防水機能を売りにしているAndroidスマホのXperia(ソニーモバイルコミュニケーションズ)やGalaxy(サムスン)、防水対応した最新のiPhone 7ですら「防沫・耐水・防塵」です。
これは、生活上の水滴やお風呂での湿気、万が一の水没(すぐ拾う前提)までは守りますよ! ということ。たとえば海やプールの中で長時間使用することはできないので、くれぐれも覚えておきましょう!
え? 夏でも水中でスマホを使い続けることはないって? まあ、そこはそこで!(笑)
自分のスマホは防水機能を持っているのか
自分のスマホが防水かどうかカンタンにみわける方法は2つあります。
1つはスマホのスペックを見る方法。メーカーやキャリアのホームページで製品仕様と書かれている部分を見ればすぐに防水機能のレベルがわかります。
スペック欄にIPX3・IPX5・IPX7・IPX8などの表記があればOK。どれだけ防水機能を備えているかの等級を示す、日本工業規格が定めた防水や防塵のJIS保護等級です。IPX8ならば「水没しても内部に水が浸水しない」。IPX7ならば「一時的(30分)に一定水圧(1m)の条件に水没しても内部に浸水することがない」。IPX5ならば「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」と。難しいですね……。
スペック欄を見てIPX5以上の数字表記があれば、生活防水までは大丈夫です! IPX8と書かれていればさらに安心。ちなみに最新のXperia XZには「IPX5/8」という表記があります。これは、IPX5の激しく水がかかっても大丈夫&IPX8の水没しても大丈夫の2つが備わっているということになります。
もう1つ誰でもすぐに判断できるカンタンな基準があります。イヤフォンジャックや充電コネクタ部にカバーがなければ防水対応ではありません!
あと電源をいれたとき、カバーの確認アラートが出るスマホも防水対応です。基本は、これだけ覚えておけば十分でしょう。
スマホを水から守ってくれる防水ケース
だいぶ(相当?)前置きが長くなりました……。防水機能がないスマホユーザーは、防水ケースを使えば問題なし! 防水機能があるスマホユーザーも砂や汚れから守ってくれるので使えば安心感を得ることができます。
防水ケースの必要性を理解したところで、どのような防水ケースを見ていきましょう。ケースの種類は大きく分けて2つ。「スマホに被せて使うジャケットタイプ」と「スマホをポーチのようにケースに入れるタイプ」です。