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2022年4月1日

NY発のシルクサスペンションと空中ヨガの違い。体の中から歪みを整える

 「シルクサスペンション」をご存知でしょうか。シルクサスペンションは、ニューヨークのマンハッタン五番街にあるピラティスオンフィフスのオーナー、キャサリン キンバリー コープ姉妹によって開発されました。

 TVでも紹介されることが増えた「シルクサスペンション」は最新の空中エクササイズとして話題です。今回は、空中ヨガとの違いや効果についてご紹介します。

シルクサスペンションはどんな運動?

シルクサスペンションの起源

 シルクサスペンションは、もともと「レッドコード」というリハビリから発展したものです。このレッドコードを誰でもより簡単に行えるように改良されたのがシルクサスペンション。布に包まりながら不安定な状態でエクササイズをすることで深層の筋肉にアプローチして、身体の内部から強化することができるプログラムです。

 シルクサスペンションでは、天井から吊り下げた6つのハンドルとハンモック状のサスペンションを使用します。空中に浮くような感覚はとても新鮮です。

期待できる効果

 不安定な空中でエクササイズを行うことで身体のバランス能力が向上し、スポーツのパフォーマンスアップ、普段使わない深層部の筋肉を使う事が可能になります。背骨周りの姿勢が整い、柔らかくしなやかに、肩こりや腰痛緩和にも効果が期待できます。産後や加齢による骨盤底筋群の弱化や、それに伴う内臓下垂なども改善が見られるといわれています。

 体全体を効率よく、あまり強い負荷なく鍛えたい人にぴったりの運動です。

空中ヨガとの違いとは

空中ヨガは伝統的なヨガの1種

 別名エアリアルヨガと呼ばれる空中ヨガ。一見シルクサスペンションととても似ていますよね。空中ヨガはティシューというハンモックを使い、空中に浮いたようにポーズをとるヨガの一種です。リハビリを起源とするシルクサスペンションとは違って、空中ヨガはあくまでヨガの発展系です。

 伝統的なヨガをハンモックの補助を使うことによって、より「身体の伸び」を感じ、より「正しい姿勢」を作ることができます。

空中ヨガ

道具の面でも違いがある

 シルクサスペンションは布に加えてハンドルを6個使って、ハンドルの上に立って動くこともあるので、道具の面でも違いがありますね。シルクサスペンションは空中ヨガの動きに加えてハンドルがあることで、よりバラエティに富んだ動きをすることができます。

 空中ヨガもシルクサスペンションと同じように体幹やインナーマッスルが鍛えられます。さらに血行促進効果も期待できるのでむくみの解消、冷えの改善、ダイエットやデトックス、さらにエイジングケアにも期待できる美容効果の高いエクササイズです。

運動が苦手でも大丈夫?

 シルクサスペンションも空中ヨガも、運動強度を細かく設定することができるため、初心者や運動が苦手な方、年齢を問わず誰でも楽しむことができます。独特な空中に浮かぶ感覚のトリコになること間違いなし。筋肉への強い負担を感じること無く体を動かせるので、ヨガ初心者・体が硬い人も出来ます。布のアシストで普段はできないようなポーズにも挑戦できます。

トレーニング時に必要なもの

① 動きやすい服装
② 器具

 自宅で簡単にできるならやってみたい!と思った方も多いはず。この場合必要になるのがシルクサスペンションも空中ヨガも、「エアリアルシルク」という体を支える布生地。こちらは購入が可能なようです。しかしススペースの問題、設置方法、安全面など多くの問題があります。

 一般的な家の天井はそこまで頑丈に作られていないため、簡単に剥がれてしまう恐れがありますので要注意!インストラクターに教わりながら、安全にトレーニングをしましょう。自己流トレーニングは怪我につながる恐れもあるため危険です。初心者は特に無理をしないでくださいね。

 広々とした空間で、プロから道具の使い方、動かし方などを教われる教室の方が楽しく出来ます。シルクサスペンションと加圧トレーニングを組み合わせることでダイエット効果も。

関連記事:岡田サリオが「空中ヨガ」にチャレンジして分かった身体のこと(前編)

体験レッスン情報

シルクサスペンション

加圧スタジオRe Body トレーニングスタジオ

加圧スタジオRe Body トレーニングスタジオ

最寄駅:二俣川駅から徒歩4分
体験レッスン料金:4,000円/40分
営業時間: 9:30-20:00

 ふだんのヨガとはまた違ったトレーニングができて、さまざまな部分を鍛えることができます。自宅で空中ヨガの環境を用意するのは難しいので、もしやりたいと思ったら、場所はスタジオ一択です。

 シルクサスペンションや空中ヨガを体験させてくれるクラスはとても貴重。見つけたらぜひチャレンジしてみてください。

<Text:編集部>