2023年7月19日

タオルが臭~くなる…“NGポイント”3つ!清潔でイイ匂いのタオルにするお手入れ方法とは (1/2)

災害級の暑さということもあり、吹き出す汗……。汗を拭くのにタオルが必需品となっていますが、洗濯したのにタオルからイヤ~な臭いがすることはありませんか?

そんな臭いタオルを作り出す原因や、タオルを匂わせないお手入れ方法などをご紹介します。

臭~いタオルの「臭いの原因」とは

タオルの臭いは、タオルに雑菌やカビ菌が繁殖することで起きます。まずは、タオルが臭う原因となる代表的な「におい菌」としてについて解説します。

モラクセラ菌

「生乾きの臭い」の原因がこの菌!

「生乾きのタオルの臭い」の原因となる菌が、モラクセラ菌です。モラクセラ菌は、人間や動物の口や鼻などの粘膜に住む常在菌で、水分があると繁殖します。自然界にごく普通に存在する菌なので、洗濯物に付着することを防ぐことはできませんが、モラクセラ菌が繁殖しにくい環境を作ることで、洗濯物が臭わないようにすることは可能です。

モラクセラ菌そのものに臭いはなく、水分を得て繁殖する際に排出するフンのような物質が、一般的に「生乾き臭」と呼ばれる臭いを放ちます。

マイクロコッカス菌

「汗臭い臭い」の原因がこの菌!

「汗臭いにおい」の原因となるのが、マイクロコッカス菌です。この菌そのものは人間の皮膚の常在菌なので臭くはありませんが、皮脂や汗を栄養にして繁殖する際に、くさい臭いを発する物質を排出します。汗をかいた後の衣服はマイクロコッカス菌にとって、極めて繁殖しやすい環境になるため、衣服やタオルが「汗臭く」なるのです。

その他の雑菌や汚れ

その他のタオルの臭いの原因は、雑菌や皮脂や汗の汚れです。中でも、タオルの臭いの原因として“カビ菌”は無視できません。カビ菌は水分が多いと増殖するため、洗濯物が生乾きだったり、なかなか乾かない状態になると増えて、タオルがカビ臭くなります。また、洗濯機の洗濯槽にカビが生えると、洗濯する度に洗濯物全体にカビ菌が付着し、カビ臭いにおいを発するようになります。

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臭い菌が繁殖するNGポイント

保管方法の不備

「におい菌」は水分があると繁殖します。そのため、湿気の多い場所にタオルを保管することは、タオルが臭くなる原因となります。

日常的にタオルを置きがちな、お風呂場近くや洗面所なども、湿気が多いため、タオルの保管場所としては適していません。

タオルは、オープンタイプの棚や、通気性の良いバスケットなど、なるべく風通しの良い位置に保管するのがおすすめです。タオルに水分が籠りにくくすることで、臭いの原因となる菌の繁殖を防ぐことができます。

洗濯方法の不備

  • 洗濯物の量が多すぎる
  • 洗濯物に対して水の量が少ない

などの場合、タオルや衣服の汚れが落ちにくくなって臭いが発生しやすくなります。

洗濯物は、洗濯機に無理に詰め込まず、量が多い時は、何回かに分けて洗うようにしましょう。洗剤の量も重要で、少なすぎると汚れが落ちにくくなり、多すぎるとすすぎきれなかった洗剤がタオルに残って、臭いの原因になります。

洗濯頻度が低い

タオルを洗濯する頻度が低いとタオルが臭う原因になります。使用済みのタオルは、汚れて濡れている状態のため、臭いのもととなる菌が繁殖しやすい条件が揃っています。使ったタオルは放置せず、こまめに洗濯することが大切です。

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臭いを防ぐ! タオルのお手入れ方法

タオルが臭くなるのを防ぐためのお手入れ方法をご紹介します。タオルの正しいケア方法を知ることで、臭わないタオルを手に入れましょう。

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