「パーソナルジムに通っても瘦せない人」共通する5つの理由とは (2/2)
女性は筋肉がつきにくく、ホルモンバランスの影響も受けやすい
女性は男性に比べて筋肉がつきにくい傾向があります。これは、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が女性よりも少ないためです。
テストステロンは筋肉の発達を助ける役割があり、女性の場合はその影響が薄いため、筋肉の量が少なくなりがちです。筋肉量が少ないと基礎代謝が低下し、カロリー消費が少なくなるため、痩せにくい体質になります。
一方で、女性は脂肪燃焼を促進する女性ホルモンであるエストロゲンが比較的多く分泌されています。しかし、年齢とともにエストロゲンの分泌は減少し、脂肪燃焼の効果が低下することがわかっています。そのため、女性は年齢とともに筋肉量とホルモン分泌の減少から、減量が難しくなることがあります。
さらに、女性は生理周期によるホルモンバランスの変化によって、生理前などの期間に体に水分が溜まりやすくなり、食欲も増加することがあります。これによって食べ過ぎや体重の増加が起こりやすくなり、ダイエットの強敵となっています。
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ディオクリニック 理事長/統括医師 藤井崇博先生
医学博士、循環器内科専門医で医療法人三橋医院理事長。専門領域は循環器内科で心臓領域を専門としており、研修医から2021年までの約10年間大学病院、関連病院で臨床、研究、教育に従事。循環器内科専門医、循環器内科領域での医学博士号を取得。現在も循環器疾患を含め外来での診療は継続している。循環器内科医としてさまざまな患者さまの診察に日々従事する中で、何よりも大事なのは未病、医学的には一次予防と呼ばれる未然に病気になるのを予防しようとする意識が大事だと感じている。SNSやその他コラムなどで、健康に有益な情報の発信にも注力している。
・藤井先生@ダイエット豆知識チャンネル https://www.youtube.com/@fujii.channel
・Dr.藤井崇博 instagramアカウント https://www.instagram.com/dr_fujii_takahiro/
<Edit:編集部>