エアコン、使わない時にはコンセントを抜いたほうがいい?プロが解説
エアコンは大きな買い物なので、なるべく大切に長く使いたいもの。しかし、「エアコンを長持ちさせるためにしていること」では、正しい対策もあれば誤解があることもわかりました(パナソニック「エオリア」調べ)。
パナソニック株式会社が行った調査より、エアコンの長持ちにも繋がる使い方について、パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが解説しています。
よくやりがち! エアコンの寿命を縮めさせるNG対策
洗浄スプレーを使ったエアコン内部の掃除
これはあるあるですよね。筆者もドラッグストアで買ったエアコン内部洗浄スプレーを使っていました。
福田さんによると、エアコンのクリーニングは高い専門知識が必要ですので、自身でエアコン内部の洗浄をしないでくださいと語っています。
誤ったクリーニング方法(除菌剤やお掃除スプレーを使用するなど)を行うと、内部に残った洗浄剤が故障の原因につながるおそれも。お金はかかりますが、手っ取り早く専門業者に依頼したほうがよさそうです。
風量を控えてもエアコンの寿命にはあまり関係ない
風量の変化は中にあるファンのモーター部分には関係しますが、エアコン内部の温度の調整には影響がないためエアコンの寿命にはあまり関係がありません。
「使わないときにはコンセントを抜く」も効果なし

これもエアコンの長持ちには影響しない対策です。
ただ、長期間使用しない場合、プラグとコンセントの隙間にホコリがたまり、このホコリが原因で発火につながるトラッキング現象につながるため、オフシーズンのトラッキング現象対策としては有効です。
「使用頻度を下げて我慢」は体に悪い
過度なエアコン我慢は体に悪いです。とくに夏。室温が28℃以上、冬場であれば18℃を下回るようなときは、ガマンせずに使ったほうがおすすめです。
次:寿命を縮めない正しい対策は
寿命を縮めない正しい対策は「こまめなお掃除」
エアコンを長持ちさせるためには、エアコンに余計な負荷を与えないことが大切です。
「フィルターの掃除」「設定温度を控える」は節電にもつながる上、エアコンの負荷も軽減できるため長持ちにも効果がありそうです。
とくに、フィルターが目詰まりすると、エアコンの空気の吸い込み効率が低下してしまいます。冷暖房性能に影響を与えるだけでなく、本体への負担にもなるため、フィルターはこまめにお掃除しましょう。
室外機まわりのお掃除も定期的に
「室外機の掃除」も風の通り道を確保し、エアコンの負荷軽減につながります。ホコリや落ち葉などのごみがたまると熱交換の効率が下がり、消費電力アップにつながるおそれも。
とくに風の強い日や台風が過ぎた後、雪の積もる日には注意が必要です。
そういえば……エアコンの寿命は何年?
家庭用エアコンの寿命は、一般的に10年程度と言われています。これは、エアコンの「修理」と「買い替え」で迷ったときの判断材料のひとつにもなると福田さんは語ります。
この期間を過ぎると、経年劣化から発火・けがなどの事故につながる可能性があるそう。
また、部品の保有期間を10年と定めているメーカーも多いため、期間外のエアコンが故障したのに、部品がなくて修理できない……なんてことも。
寿命と買い替え時期の目安から、買い替えの検討をしてみるのもよいかもしれません。消費電力量も、14年前のモデルと比べて約15%もカットできるため節電につながります。
プロフィール
パナソニック エアーマイスター 福田 風子さん
パナソニック株式会社 空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
<Edit:編集部>


暖房シーズン前に「エアコンの掃除をしない」と、どんなデメリットがある?







