2026年4月28日

髪色で“体感温度”が変わる?「最大13℃以上の差」に気象予報士も驚き

猛暑が続く中、暑さ対策は服装や冷却グッズだけでなく、意外な要素にも注目が集まっています。

ヘンケル コンシューマーブランドが展開するヘアコスメブランド「got2b(ゴットゥービー)」は、髪色による“体感温度”の違いに着目し、髪の表面温度に関する検証を実施。

その結果、髪色によって温度に大きな差が生じることが明らかになりました。

髪色で髪の表面温度に最大13.05℃の差

実験は、屋外気温36.4℃の環境下で黒髪と5種類のカラーヘアのウィッグを用い、髪の表面温度を比較する形で行われました。その結果、明るい髪色ほど温度上昇が抑えられる傾向が確認されました。

顕著だったのがブロンドで、測定開始から20分後には黒髪と比べて最大13.05℃も低い結果に。

黒髪が62.82℃まで上昇したのに対し、ブロンドは49.77℃にとどまり、髪色による熱の吸収差がはっきりと表れました。

時間が経つほど広がる温度差

今回の検証では、時間経過によって髪色ごとの差が拡大する傾向も見られました。

3分後よりも10分後、さらに20分後のほうが黒髪との差が大きくなり、日差しを浴び続けるほど熱の蓄積に違いが出ることが分かりました。

これは、黒髪のほうが光や熱を吸収しやすい性質を持つためと考えられ、長時間の屋外活動では髪色が頭部の温度環境に影響を与える可能性が示唆されています。

気象予報士 天達武史さんも、今回の結果に以下のコメントを残しています。

猛暑が続く近年の夏は、体感温度を少しでも下げる工夫が重要になっています。衣類の色や素材によって暑さの感じ方が変わるように、髪色も直射日光の影響を受けます。

今回の検証は、これまであまり注目されてこなかった“髪色と暑さ”の関係に着目した興味深い取り組みだと思います。特に黒髪とブロンドで最大13.05℃の温度差が確認されたという結果は、光を吸収しやすい黒と、反射しやすい明るい色の特性を考えると理にかなっているといえます。

長時間屋外での作業を行う職業の方々や、屋外スポーツに励む学生など、直射日光の影響を受けやすい人にとってはもちろんのこと、通勤や通学、これからの行楽シーズンに外出の機会が多い方など、誰にとっても猛暑を乗り切るための有意義なヒントになるのではないでしょうか。地球沸騰の時代到来といわれる中、こうした視点から暑さ対策を考えることは、快適に夏を過ごす新たな対策方法の一つかもしれません

Profile:1975年生まれ、神奈川県横須賀市出身。2002年、気象予報士試験に合格。2005年からフジテレビ「情報プレゼンター とくダネ!」で気象予報を担当し、気象災害、豪雪・猛暑など気象の現場を取材。2021年からは、気象防災キャスターとして「めざまし8」、2025年からは「めざましテレビ」、「サン!シャイン」、そして、2026年からは「ノンストップ!」に出演し、全国の視聴者がお天気に関する、思わず「へぇ~」と言ってしまう情報を日々発信している。

見た目も涼やかに、「クールカラー」という新提案

今回の実験はあくまで髪の表面温度に限定したもので、熱中症リスクの低減を直接保証するものではありません。ただし、頭部の熱ストレスの一因として“髪色”が関係する可能性を示す結果となりました。

同社では、こうした結果を踏まえ、明るい髪色にすることで見た目にも涼しさを演出しながら暑さ対策にもつなげる新たなヘアカラーの楽しみ方「クールカラー」を提案しています。

今年の夏も平年より気温が高くなると予想される中、日傘や冷感グッズに加え、髪色という新しい視点からの暑さ対策にも注目が集まりそうです。

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<Edit:編集部>