最も悲惨だったランチ「水と菓子」「明太子だけ」。ビジネスパーソン600人のお昼事情
最近は何かにつけ「値上げ」。行きつけのお店のランチが値上がりしたという方も多いのではないでしょうか?
今回、福利厚生の食事補助サービス「Ticket Restaurant」を提供する株式会社エデンレッドジャパンが、全国の20〜50代のビジネスパーソン男女600名を対象に「ビジネスパーソンのランチ実態調査」を実施し、結果を公開しているので、ご紹介します。
多くのビジネスパーソンが食費を節約している実態
気になるビジネスパーソンのお財布事情。 勤務日のランチで食べたいメニューを「我慢したことがある」と回答した人は、全体の約6割にのぼります。
中には「500円以上のお弁当」ですら我慢する必要があると答えた人もいました。
さらに、「勤務日でもっとも悲惨だったランチ」を聞いたところ、「水と菓子」「明太子だけ」「食べなかった」と回答する人もおり、食費を節約するあまり、健康に悪影響を与えていそうな人まで。
20代、約半分が「食費節約のため」ランチ抜き
こうした傾向は若年層で顕著です。
20代の約半分が「食費節約のため」にランチを欠食すると回答。若い世代は収入が少なく、金銭的に余裕がないことから、食費を節約する人が多い実態が見えてきます。
週に1〜2回ならまだしも、週に4回以上欠食する人が約15%いるというから驚きです。
そして、半数以上は健康的なランチを「全く取れていない」「あまり取れていない」と回答。不健康であることを自覚しながらも、金銭面を考慮して簡素なランチ、もしくはランチを欠食しているということになります。
ランチ値上げ「影響を受けている」約4割
最近では、人件費や原材料の高騰から、飲食店でも値上げが相次いでいます。
こうした状況について、約4割が勤務日のランチに「影響を受けている」と回答。今後、さらに値上げが加速すれば、節約を強いられる人もより増える可能性があります。
今回の調査結果から、金銭的な事情により、思うような食事が取れないビジネスパーソンの実態が浮き彫りとなりました。ランチの有無や充実度は、午後の仕事の生産性にも大きく関わるもの。とくに、ランチ代の高騰が続く都市圏においては、生活に直結する制度の見直しなども必要なのかもしれませんね。
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<Text:辻村>