ライフスタイル
2019年3月16日

知っておきたいスポーツボランティアの存在や役割。東京マラソンでその裏側を取材した (2/3)

安全・安心な大会に向け、準備は入念に

●2/16(土)活動別ボランティアリーダー事前説明会

この日はボランティアメンバーを取りまとめ支えるリーダーたちとリーダーをサポートする役割を担う「リーダーサポート」のための説明会がありました。大会スタッフからの話のあと、各ブロックで集まって当日の流れの確認をします。

 リーダーサポートは、初めてボランティアに参加する方々がスムーズに、そして何より楽しんで活動ができるように気を配る必要があります。そのため、東京マラソンのボランティア経験が豊富な方が多め。初回からずっと参加しているという方もいました。

 例年の大会を通して変わってきた点や注意すべき点などについて、リーダーサポートを中心に共有します。当日は何が起こるかわからないもの。こうした入念な準備が、東京マラソンを作り上げています。

●3/1(金)ボランティアメンバー受付

 ボランティアメンバー受付では、本人確認や大会当日に着用するボランティアウェアやキャップなど受け取ります。

 受付会場では、東京マラソンのグッズ販売やマラソンのコースを想定したスペースが設けられていてボランティアの方同士の交流も見られました。

 ここで、2007年の第1回大会からずっと東京マラソンボランティアに参加している上敷領(かみしきりょう)さんにお話を伺いました。

 今年でボランティア参加は13回目。もともと走ることが好きで、初めはランナーとしての参加も考えたそうですが、膝を壊してしまいボランティアとして参加することに。東京マラソンだけでなくトライアスロンなど、さまざまなスポーツボランティアに参加しているといいます。

——スポーツボランティア歴は長めとのことですが、活動する上でこれは大切だなということはありますか?

チームワークですね。一人では絶対にできないので。みんなで声をかけあって、励まし合って活動することがランナーの皆さんの力になると思います。ボランティア活動のため、チームワークの研修にも参加していて、どのように動いたり声をかけたりすれば良いのか考えるようにしています。

——ズバリ、スポーツボランティアの魅力とは?

がんばっている人からパワーがもらえて、自分もとっても元気になります。レースや競技が終わったときの達成感は本当に気持ちがよくてクセになります。

 上敷領さんのボランティアの活動場所は「EXPO」とのこと。当日も盛り上げます! と元気いっぱいの笑顔をいただきました。

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