2018年12月29日

秋田豊に聞く!安全で効率の良いトレーニング方法 (3/3)

ゴムチューブで効率化!応用トレーニング

-----実際にゴムチューブを応用したトレーニング方法を教えてください。

たとえば、V字バランスをする際に、ゴムチューブを足首に通して外側に引っ張ることで、腹筋を鍛えるのと同時に、お尻や太ももの裏側を鍛えることができます。

また、自宅にある椅子などとも組み合わせて使うことができます。椅子の足にゴムチューブをくくりつけ、自分の足でそれを引っ張ることで足首や太ももを鍛えることができます。

腕立ては、ゴムチューブを両手に通して、肩甲骨あたりを中継させるだけで、自重で腕立てをするより大きな負荷をかけることができます。

ゴムチューブの使い方は無数にあり、工夫次第でさまざまな部位をこれ一本で鍛えることができます。

スキマ時間を有効活用!

-----日常生活の動作を工夫して身体を鍛える方法を教えてください。

僕の場合、階段をとにかく使うようにしていますね。また、それに加えて、重い荷物を両手に持つことで、腕の筋肉も一緒に鍛えたりしています。他にも、サッカーの映像を見ながらスクワットをしたりもしていますし、いかに時間を有効活用できるか、というのは常に意識しています。

たとえば、オフィスでデスクワーク中心に働いている方は、椅子にバランスクッションを置くだけでも体幹は鍛えられていきますし、主婦の方が買い物に行くときは、歩き、もしくは自転車で行動するようにすると足が引き締められます。他にも、電車を利用する方は、あえて1つ前の駅で降りてみたり、つま先立ちで乗ることで体幹やふくらはぎの筋肉を鍛えたり。さまざまなトレーニングが日常の中には隠れていますよ。1日24時間と時間は限られているので、スキマ時間を有効に使ったり、日常生活を工夫することはとても大事になりますよ。

[プロフィール]
秋田豊(あきた・ゆたか)
1970年8月6日生まれ、愛知県出身。元サッカー日本代表。フランスW杯と日韓W杯、2回のW杯を経験。強靭な肉体が繰り出すハードなディフェンスを武器にした、国内屈指のストッパー。2007年に現役引退。現在はサッカー解説のほか、東日本大震災で被災した子どもたちのため、チャリティーサッカースクールを行なっている
【公式サイト】http://yutaka-akita.com/index.html
【サンクトバンドについて】https://www.sanct-japan.co.jp

[取材協力]
「コンディショニングジム クオリア富ヶ谷」
最新のスポーツ医科学に基づき、一人ひとりの目的に合った最適な運動プラン、エクササイズを提供。体質改善やパフォーマンスの向上だけでなく、日常生活レベルの健康増進や生活習慣病予防、介護予防にも有効なトレーニングサポートを行なっている
【公式サイト】http://www.qualia-base.com 

<Text:長田楓/Photo:@kazuend>

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