2019年2月19日

【特別座談会】必ずまた走りたくなる。完走者が語る東京マラソンの魅力 (3/6)

抽選に応募することから高揚感が始まる

松本:東京マラソンが特別に感じられる理由に、当選率の低さもあると思いませんか? でも、この席に曽谷さん、宮井さんという3回も当選した幸運の持ち主がいることに驚きました!

曽谷:僕は「先行・一般・2次」と3回抽選ができる有料会員に入っていました。初めて応募した2009年は一般抽選で当選しましたが、2012年と2013年は両方とも2次抽選で当たっていますね。

松本:有料会員って、やっぱりご利益があるものなんですね?

曽谷:2回連続で当たったことを考えると、そうなんでしょうね。妻に「そろそろいいんじゃない?」といわれて有料会員をやめた2014年以降、1回も当たってません(笑)。

阿部:ええ~、私は有料会員に入っていた間は1回も当たらず、もういいやと辞めたら当選しましたよ!

松本:じゃあ有料会員だから当選するって保証はなく、抽選回数が増えるから当選確率が上がる程度?

宮井:有料会員の話が出てますけど、私は3回とも一般抽選で応募して、3回とも当選しています。一生分の運を使い果たしたかも(笑)。

▲写真提供:宮井典子

松本:何という素晴らしい強運! 有料でも一般でも運任せなのかな。みなさん当選するコツとか知ってますか?

阿部:いろいろ噂はありますけど(笑)。当選のコツはなかなかね~。

曽谷:コツではないんですけど、海外では大会ボランティアをすると優先的に走れるシステムがあるじゃないですか。東京マラソンでもそのシステムが導入されるかもしれないと思い、2010年と11年の2回、ボランティアをしました。結局、導入されていませんが……。

▲参加者のみなさんが持ち寄ってくれた完走メダル。毎回デザインが異なる

半戸:ほぼ確実に走れる方法がありますよ! それは医者になること。ランニングドクターは先着順です(笑)。

松本:抽選に当たるのと、勉強して医者になるのどっちが難しいんでしょうね(笑)。

阿部:確実に走る方法といっていいのか、「10万円以上の寄付」をすると出場できるチャリティ枠がありますよね。

曽谷:ああ、そうですね。自腹でポンと払うには高いけど、なにか魅力的なテーマで仲間から寄付を募って出場するっていうのもありですね。

松本:やはり当選するには毎年きっちり応募することでしょうか。応募した時点から気持ちも高まることは間違いないですからね。

一同:確かに!

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