2019年2月19日
【特別座談会】必ずまた走りたくなる。完走者が語る東京マラソンの魅力 (6/6)
魅力をアップする完走者からのアドバイス
松本:今年走る人、来年出場したいと考えている人、走ってみたいな~と考えている人たちに伝えておきたいことがあれば、ぜひ!
阿部:自然ではなく街中を走るときのペース配分ですね。GPS時計でペースを確認していたんですけど、ビルのせいか正確なタイムが計れていなくて。序盤の下り坂でオーバーペースになって、後半に失速しちゃいました。
松本:高層ビルの影響でGPSが利かないって、東京ならではかもしれませんね。
半戸:ペースの話だと、タイムが速い人ほど追い抜かれると「置いていかれるわけにはいかない」っていう意識が働きますよね。テンション上がりすぎると心拍数にも影響が出たりしますし。
▲フィニッシュ後にもらえるフィニッシャータオル
宮井:私は何といっても寒さ対策! タイムが遅いグループは、スタートまで時間がかかるので寒いんです(笑)。聞いてはいたけれど想像以上の寒さでした。走り始めた後、周りがポンチョを脱ぎ始めたから自分も脱いだんですが、まだまだ寒くて。
松本:第1回目もどしゃ降りでとても寒かった思い出があります。
宮井:そうそう、落ちているポンチョを拾って着ようか迷いながら走っていました(笑)。みんな脱ぐからと周りに流されてはダメですね。自分の体質にあった寒さ対策が大切です。
松本:どれも次回に生きてくる貴重な体験ですね。今日はありがとうございました。
みなさんのお話を聞いて、走る人の数だけ魅力や楽しみ方がある東京マラソンの奥の深さを感じました。東京という最高の舞台で、大声援に包まれながら走る。出場者しか経験できない貴重な時間をぜひ体験してみてください。
<Text:松本美和/Edit&Photo:丸山美紀>