フィットネス
2025年4月9日

なぜ肩の筋肉を鍛えるべきなのか?トレーナーが語る、三角筋を鍛えるメリットと衰えるデメリット (1/3)

三角筋は肩の丸みをつくる重要な筋肉。鍛えることで肩幅が広くなり、たくましい逆三角形の体を作ることができます。逆に肩の筋肉が弱いと、体型が崩れるだけでなく、肩こりやケガの原因になることも。

今回は、三角筋を鍛えることで得られるメリットと、衰えることで生じるデメリットについて、パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんが解説します。

三角筋を鍛えると、どんなメリットがある?

三角筋は、肩の丸みや広がりを形成する筋肉で、鍛えることで体全体のシルエットに大きな変化をもたらします。

とくに上半身の印象を引き締め、逆三角形のラインを強調するには欠かせない部位です。

シルエットが変わる

三角筋が発達すると肩の輪郭がはっきりし、ウエストとの対比で上半身がより引き締まって見えます。Tシャツやノースリーブを美しく着こなしたい方にとって、重要なポイントです。

肩の機能が改善しやすい

三角筋が弱まると、腕を上げる動作をする際に本来の主働筋である三角筋ではなく、代わりに上腕二頭筋(上腕前側)が過剰に働くようになります。

これによって肩甲骨の位置が不安定になり、肩関節の機能が低下しやすくなります。結果として上腕三頭筋(上腕裏側)の活動も低下し、二の腕のたるみにも繋がる可能性があります。

三角筋をしっかり鍛えることは、これらの動作バランスを整え、機能性と見た目の両面にメリットをもたらします。

女性も三角筋を鍛えるべき理由。痩せて見えます!

三角筋を鍛えることで、背中や二の腕の印象が大きく変わります。肩まわりに立体感が出ることで、自然とウエストも細く見え、ボディライン全体が美しく整います。

先述の通り、三角筋が弱いと上腕二頭筋が過剰に働き、肩甲骨の動きに悪影響が生じやすくなります。

これが続くと、首・肩まわりの緊張が高まり、二の腕のたるみや背中のもたつきといった見た目の問題にも繋がります。

三角筋を鍛えることで、肩関節の動きが安定し、肩甲骨の正しい位置が保たれやすくなります。その結果、スッキリとしたボディラインを作る土台になります。

次:三角筋が衰えるとどうなる? 考えられるデメリット

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