MIHOさん縦割れ腹筋
フィットネス
2025年6月24日

腹筋を縦に割る方法|縦線を出す筋トレ・食事・体脂肪率のポイント (4/4)

縦割れを引き出す食事の基本(メニュー例付き)

腹筋を縦に割るには、筋肉を育てると同時に「脂肪を減らす」必要があります。このパートでは、筋トレ効果を最大化し、脂肪を落とすための食事法とメニュー例を紹介します。

高たんぱく・低脂質+適度な糖質が基本

縦割れ腹筋を目指すには、「高たんぱく・低脂質」が鉄則。筋肉の材料となるたんぱく質をしっかり摂ることで、筋トレの効果が現れやすくなります。また、脂質は質と量に注意して、糖質は適度に残してエネルギー不足を防ぐことが大切です。

栄養素 意識するポイント 食材例
たんぱく質 体重×1.2〜1.5g/日が目安 鶏むね肉、豆腐、卵、ヨーグルト、魚
脂質 揚げ物・加工食品は控える オリーブオイル、ナッツ(少量)
糖質 抜かずに質とタイミングを調整 玄米、オートミール、さつまいも

朝昼晩の食事メニュー例

食事 メニュー例 特徴
オートミール+ゆで卵+ヨーグルト 食物繊維とたんぱく質で代謝を上げる
全粒粉トースト+目玉焼き+無糖ヨーグルト+ミニトマト 手軽で栄養バランス◎。糖質も適量で朝の代謝をサポート
鶏むね肉+玄米+温野菜+味噌汁 高たんぱく+低脂質、バランス◎
サバの塩焼き定食(ご飯・味噌汁・小鉢つき) 良質な脂とたんぱく質が同時にとれる和定食。外食にもおすすめ
鮭の塩焼き+ひじき煮+豆腐+スープ 消化がよく、脂質控えめで夜向き
豆腐チャンプルー+小松菜のおひたし+もずく酢+雑穀米 消化がよく、腸内環境も整えながら脂肪燃焼サポート

コンビニでも買える食材を活用すれば、忙しい日でも無理なく続けられます。

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プロテインや間食の活用

食事だけではたんぱく質が不足しがちなので、プロテインドリンクや軽い間食で補うのもおすすめです。

タイミング 内容 ポイント
筋トレ後30分以内 ホエイプロテイン+バナナ 吸収の早いたんぱく質と糖質で回復促進
小腹が空いたとき ゆで卵、ギリシャヨーグルト、ナッツ 血糖値を安定させて、暴食防止に効果的

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お腹の縦線をキープする生活習慣

せっかく浮き出た腹筋の縦線も、日々の習慣が乱れるとすぐにぼやけてしまいます。ここでは、縦割れをキープし、より引き締まった印象を保つための生活習慣を紹介します。

睡眠をしっかりとる(6〜8時間)

筋肉は睡眠中に修復・成長します。睡眠が不足すると、筋肉の合成に必要な成長ホルモンの分泌が減り、代謝も低下。結果として脂肪が燃えにくく、縦割れが出にくくなる原因に。

・理想は毎日6〜8時間の睡眠
・寝る前にスマホやカフェインを控えると質が向上

姿勢を正す(猫背は縦線を隠す)

意外に見落とされがちですが、姿勢は腹筋の見え方に直結します。猫背のままだと、お腹の皮膚がたるんで縦線が見えにくくなり、実際よりも太って見えることも。

・胸を開いて背すじを伸ばすことを習慣に
・スマホを見るときも骨盤を立てて座るのがポイント

軽めの有酸素運動を取り入れる(週2〜3回)

体脂肪を落としやすくするためには、有酸素運動の習慣化もおすすめです。筋トレだけでは燃焼しきれない脂肪にアプローチでき、縦線の見えやすい体づくりをサポートしてくれます。

・ウォーキング・ジョギング・踏み台昇降などが効果的
・1回20〜30分、週2〜3回が目安

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腹筋は毎日やったほうが早く縦に割れる?

腹筋を毎日やれば、早く縦線が出てくる…と思っていませんか?このパートでは、トレーニングの頻度と効果の関係について明らかにします。

結論|毎日=最速ではない

腹筋は確かに毎日鍛えてもよい部位ですが、「毎日やれば早く割れる」という単純な話ではありません。筋肉が成長するのはトレーニング中ではなく、休んでいる間(超回復)です。休まず刺激を与え続けると、かえって筋肥大が進みにくくなる場合もあります。

「超回復は嘘、毎日筋トレをした方がいい?」筋肉博士・山本義徳先生の回答は…

理想は「週2〜4回」+軽い刺激の日を挟む

腹筋を効果的に鍛えるには、強度の高いトレーニングを週2〜4回に抑えつつ、軽い刺激を与える日も設けるのがベストです。

状態 頻度の目安 内容
初心者 週2〜3回 クランチ+ニートゥチェストなどの基本種目
中級者 週3〜4回 プランクなどの静的トレーニングも組み合わせ
毎日やる場合 日替わりで刺激内容を変える 月:高負荷、火:休養 or 軽い運動…など  

毎日やるなら負荷・種目を調整する

どうしても毎日続けたい場合は、「全力でやる日」と「軽めに刺激を入れる日」を分けましょう。例えばプランクや立ち腹筋などは、疲労が溜まりにくく、毎日の継続にも向いています。

逆に毎日ハードにやるとどうなる?

・筋肉の回復が追いつかず、成長が止まる
・疲労からフォームが崩れてケガしやすくなる
・モチベーションが続かず、挫折しやすくなる

おすすめ週間ルーティン例

曜日 内容
月・木 腹筋トレーニング(中〜高強度)
火・金 有酸素運動 or ストレッチ
軽めの腹筋(プランク+スタンディング腹筋)
土・日 どちらか休養/もう一方で軽トレ or 体幹

【Q&A】よくある質問

縦割れ腹筋を目指す中で、特に多く寄せられる疑問にお答えします。「正しくやれているか不安…」という方は、ぜひ参考にしてください。

Q. 何週間くらいで縦割れ腹筋が見えてきますか?

A. 早い人で2〜4週間、一般的には1〜2カ月が目安です。

ただしこれは、もともとの「体脂肪率」「筋肉量」「食事管理の有無」によって大きく変わります。脂肪が多い人ほど時間はかかりますが、継続すれば必ず変化が現れます。

Q. 縦割れとくびれは同時に作れますか?

A. はい、作れます。

縦割れ腹筋は腹直筋、くびれは腹斜筋やインナーマッスル(腹横筋)を鍛えることで形成されます。どちらも「脂肪を落とすこと」が共通して重要なので、食事と有酸素運動を取り入れることで同時に狙うことが可能です。

Q. 腹筋ローラーは縦線にも効果がありますか?

A. はい、あります。ただし注意点もあります。

腹筋ローラー(アブローラー)は、腹直筋全体を強く刺激できる優秀な種目です。縦線にも十分効果がありますが、負荷が高いため初心者はフォームが崩れやすく、腰を痛めるリスクも。まずはクランチやプランクで腹筋を使う感覚を身につけてから、段階的に取り入れましょう。

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監修者プロフィール

美容外科 SO グレイスクリニック院長
近藤惣一郎

近藤 惣一郎医学博士(京都大学)
ロンリー侍ドクター
日本脳神経外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAS)専門医
1988年 京大医学部卒
若返り専門の美容外科医。美は健康の上になり立つという理念のもと、正しい食生活・運動習慣・ダイエットに関する知識が豊富で、自らもダンサーとして、プロフィッシングアナングラー(DAIWA)として、若さとナイスボディを保ち続ける。
Instagram:https://www.instagram.com/kondo.soichiro/

<Edit:編集部>

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