腹筋
フィットネス
2025年6月24日

腹筋を割るには体脂肪率何%が目安?男女別の目標値と落とし方 (1/2)

どれだけ腹筋を鍛えても、脂肪で隠れていれば、割れた腹筋が見えることはありません。では脂肪はどう落とせばいいのか?縦線やシックスパックが現れる体脂肪率の目安を、男女別に紹介します。また、体脂肪を落とすための運動・食事の方法についても解説。監修はスポーツ整形外科医の樋口直彦先生です。

腹筋が割れる体脂肪率の目安

腹筋は体脂肪率が一定以下になると、誰でも見えるようになります。ここでは、男女別に「腹筋が割れる」ラインを解説します。

男性:10〜12%が目安

男性の場合、腹筋が見えるかどうかは体脂肪率に大きく左右されます。以下の表は、体脂肪率と腹筋の見え方の目安を示したものです。

体脂肪率 腹筋の見え方 印象・体型の目安
20〜25% 縦線は見えない お腹に丸みがあり、標準体型〜ややぽっちゃり
17〜19% 縦線がうっすら見え始める うつ伏せやねじり動作で白線が出ることも
14〜16% はっきりと縦割れが見える 力を入れなくても中心に線が出る、締まった印象
10〜13% シックスパック状態 筋肉の凹凸が浮き出るアスリート体型

体脂肪率だけでなく筋肉量にも影響されますが、一般的に14〜16%で縦割れ、10〜13%でシックスパックが明確に見える状態とされます。

女性:20〜22%が目安

女性の場合、体脂肪率が20%前後になると、お腹の中心に縦のライン「アブクラックス(腹筋の縦割れ)」が見え始めます。ただし、女性は体脂肪率が20%を下回ると、生理不順・冷え・免疫力の低下など、健康面でのリスクが高まるため、体脂肪率は20〜22%をひとつの目安にするとよいでしょう。

体脂肪率 腹筋の見え方 印象・体型の目安
25〜30% 縦線は見えない 健康体型〜ややぽっちゃり、お腹全体に脂肪あり
22〜24% 縦線がうっすら見える 姿勢や光の加減で白線が見える、バランスの良い体型
19〜21% はっきりと縦割れが見える 引き締まった美腹印象、くびれと両立可能
16〜18% 筋肉の立体感も出てくる モデル体型に近いが、女性にとってはやや低脂肪

腹筋が割れない理由は「脂肪で隠れている」だけ

腹直筋

「腹筋が割れていない=腹筋がない」と思われがちですが、実は誰でも腹筋は持っています。割れて見えない原因の多くは、その上に乗っている皮下脂肪が厚いためです。

どれだけ腹筋を鍛えても、体脂肪が多ければその形が浮かび上がることはありません。つまり、腹筋を「見せる」ためには筋トレだけでなく、脂肪を減らす努力が必要なのです。

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体脂肪率を減らす方法【運動編】

脂肪を減らすには、筋トレだけでなく有酸素運動の組み合わせがカギです。効率的な脂肪燃焼に効果的な運動方法を紹介します。

有酸素運動:脂肪燃焼に効果的

脂肪をエネルギーとして使うには、有酸素運動が欠かせません。特にウォーキング・ジョギング・縄跳び・HIIT(高強度インターバルトレーニング)は、脂肪燃焼効率が高くおすすめです。

1回あたり20〜30分、週に3〜5回程度を目安に行うと、エネルギー消費と代謝アップが両立できます。無理のない範囲で習慣化を目指しましょう。

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筋トレ:基礎代謝を上げて痩せやすく

筋トレによって筋肉量を増やせば、基礎代謝が高まり脂肪が燃えやすい体になります。腹筋だけでなく、スクワットやヒップリフトやプッシュアップ(腕立て伏せ)などの全身を使うトレーニングも組み合わせましょう。

筋トレは週2〜3回でも効果的。とくに初心者は、正しいフォームで継続することが結果に直結します。

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