2020年7月3日

人気トレーニング「HIIT(ヒット)」は初心者だってできるってホント?体験してきた (1/3)

 高負荷の運動を短時間のインターバルを挟み繰り返すことで、高い脂肪燃焼が見込める「HIIT(High-Intensity Interval Training)」。「高強度インターバルトレーニング」とも呼ばれるHIIT(ヒート)ですが、そのハードな内容から初心者にとってはハードルが高いのも事実です。

 スポーツクラブの「ジョイフィット」が開発した「FUNC HIIT(ファンクヒート)」は、HIITの前に身体のコンディションを整え、初心者でも安全に取り組める新タイプのHIITです。ということで、現在関東地区で唯一「FUNC HIIT」を体験できる「ジョイフィット24綾瀬」に向かいました。(記事初出:2018年6月28日)

リアルタイムで心拍数を確認しながら最適な運動効果を確保

 こちらが「FUNC HIIT」のスペース。おしゃれな2トーンカラーで、今までジムのイメージとは大きく雰囲気が異なります。

 今回お話を伺ったのは川田純トレーナー。

▲取材に応えていただいた川田純トレーナー

「“FUNC HIIT”の“FUNC”のはファンクショナル(機能的)の意味です。初心者も楽しめるプログラムを用意して、身体を正しく動かしてケガのないトレーニングをサポートしていきたいと考えています」

 「FUNC HIIT」を行う際は、「POLAR(ポラール)」という腕時計タイプのハートレイトモニターを装着して、リアルタイムの心拍数、消費カロリーなどがモニターに表示されるようになっています。運動の効果が実感できることで、モチベーションもアップが期待できそうですね。

▲腕時計タイプのハートレイトモニターを装着!

▲ハートマークが心拍数、炎マークが消費カロリー、%は運動強度を表しています

▲「FUNC HIIT」は全部で4つのステップにわかれています

第1ステップ:筋膜をはがし、パフォーマンスを上げる「コンディショニング」

 「FUNC HIIT」はいきなり高負荷のトレーニングに入らず、時間をかけて入念に準備。最初のプロセス「コンディショニング」では、「ストレッチ」と「筋膜リリース」を10分ほどかけて行います。なお筋膜とはその名のとおり、筋肉を覆っている膜のこと。長時間同じ姿勢でいたり、水分が不足すると筋膜が癒着してしまい、筋肉のパフォーマンスを下げてしまうので、運動前にはしっかりと筋膜をはがすことが重要です。

 「コンディショニング」では凹凸のある「ランブルローラー」というギアを使い、ふくらはぎ、太もも、腰、背中、首、腕と全身をほぐしていきます。筋肉が凝り固まっていると人によってはそれなりの痛みを伴うので、不安な人は家でストレッチをしておくといいですよ。

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