ウェルネスフード
2026年2月18日

白湯のデメリットは?飲む量や温度次第ではリスクも。正しい飲み方を管理栄養士がお伝えします (1/3)

健康や美容のための飲み物として広く親しまれている「白湯(さゆ)」は、基本的には安全で正しく取り入れればメリットの多い飲み物です。

しかし、飲む量や温度などの“取り入れ方”を誤ると、体調を崩したり、日常生活での健康やトレーニングにマイナスな影響を及ぼすことに繋がります。

ここでは、意外と知られていない白湯のデメリットと、白湯の正しい作り方と飲み方を管理栄養士が紹介します。

「白湯」とは

冬になると、自然と白湯を手に取る回数が増える方も多いのではないでしょうか? でも、意外と「結局ただのお湯でしょ?」と思っている人も少なくありません。

白湯は「さゆ」と読み、何も混ざっていないお湯を指す言葉です。飲み物として語られる場合、明確な定義があるわけではありませんが、一般的にはいったん水を沸騰させ、飲みやすい温度まで冷ましたものを白湯と呼ぶことが多いです。

ここで気になるのが「じゃあ、ぬるま湯とは何が違うの?」という点ですよね。

ぬるま湯との違い

白湯とよく混同されるのが「ぬるま湯」です。

ぬるま湯は、単に温度が低い「お湯」を指します。これに対して白湯は、いったん水を100℃までしっかり沸騰させてから、50〜60℃ほどの飲みやすい温度に冷ましたものを指すのが一般的です。

沸騰させることで、水道水に含まれる塩素由来のにおい(カルキ臭)を感じにくくなり、口当たりがまろやかで飲みやすくなることがあります。

また白湯は、一般家庭の健康習慣としてだけでなく、医療の現場でも、栄養補給や治療の過程で「温かい水分」として用いられることがあります。

では、こうした白湯の飲み方が、どのように広まってきたのでしょうか。

なぜ白湯が選ばれてきた? 伝統医学にも登場

温かい飲み物を体調管理に活かす考え方は世界各地に共通して見られ、白湯もその流れの中で語られてきました。

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、温かい水分が体を整えるものとして捉える考え方があります。また、中国では古くから温かい飲み物が体調不良時の選択肢として位置づけられてきたとされます。

日本でも江戸時代以降の文献で白湯の飲用が確認され、日常の飲み物や来客時のおもてなしとして取り入れられていました。

近年は健康習慣としての再評価が進み、「朝白湯」などの形で生活に取り入れる人が増えています。

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