インタビュー
2018年8月29日

NHK「みんなで筋肉体操」出演で注目度アップ。筋肉庭師・村雨辰剛が筋トレに励む理由(前編) (2/2)

“理想の筋肉美”の持ち主はシュワルツェネッガー

――村雨さんは常に「美」を求めているように感じます。目の前に座っている村雨さんもの身体も本当に美しい! ボディビルディングの大会にも出場されているそうで、1つ1つの筋肉のパーツがはっきりと分かれた理想的な筋肉のつき方をされていますね。

アハハ。ありがとうございます。体脂肪を絞ると、筋肉の居場所がはっきりしてくるんです。ボディビルディングの大会に出ている人にとっては、筋肉が分かれているというのはごく当たり前のことなので、そんなに褒められるとちょっと恥ずかしいですね。それに僕はまだ、自分の筋肉に満足していないんですよ。肩の筋肉ももっと大きくしたいし、上腕三頭筋も足りない。体脂肪ももっと絞らないといけません。

――筋トレをはじめたきっかけは?

幼い頃体が弱かったので、「筋トレをすることで体が強くなれば」と思ってはじめました。筋トレは努力した分だけ結果として現れる。それが私の性格にマッチしていたんです。それで、続けることができました。

――普段、ジムにはどのくらいの頻度で行っていますか?

毎日1回、1時間30分ほどジムに行ってトレーニングをしています。まずは軽いウォーミングをして、自分で考えたメニューをこなし、2~30分の有酸素運動をして終わり。毎日鍛える部位を決めてそこに集中するのが僕のスタイルです。

――村雨さんが理想とする美しい筋肉の持ち主とは?

俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーです。ウエストが細くて腹筋がついていて、上半身は大きな筋肉がついている逆三角形で、下半身はそれを支えられるくらいの筋肉がついている。女性にとってはちょっとムキムキすぎるように見えるかもしれませんが、男から見れば男らしくて素敵です。まさしく、僕が目指すボディですね。

――村雨さんから見た「日本人」の肉体の特徴とはなんだと思いますか?

こういう質問をよくされるのですが、僕はどの人種も同じだと思うんです。筋肉のつき方も違うと思ったことないですし。ただ関節の長さが少し違うかなと思う時があります。日本のブランドの服を着ると腕の長さが合わないことがあって。でも腕が短いとか小柄なのはボディビルディング界ではメリットなんです。同じ筋肉量であれば、小柄な方が、筋肉がついているように見えるというのもあります。

 後編では“村雨辰剛流”の筋トレについて語っていただきました。

▼後編へ続く!
・筋肉は努力した分だけ結果が出る。筋肉庭師・村雨辰剛の筋トレ論

[プロフィール]
村雨辰剛(むらさめ・たつまさ)
1988年7月25日生まれ。スウェーデン・スコーネ出身。ワイエムエヌ所属。幼い頃から海外志向で、日本文化に興味を持つ。16歳のとき、神奈川県で3ヶ月のホームステイを経験し、19歳に本格来日。名古屋で語学講師や造園業などのアルバイトを経験した後、植木産地として有名な愛知県西尾市にある「加藤造園」に弟子入り。5年間庭師修行に励む。2016年に帰化。2017年3月に関東地方に拠点を移し、現在庭師・モデルとして活動中。
【公式Instagram】https://www.instagram.com/tatsumasa.murasame/
【公式Twitter】https://twitter.com/MurasameTatsu

<取材・撮影協力>
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<Text:酒井美絵子(H14)/Photo:金田裕平>

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