2019年3月11日

コースには世界遺産の数々も。舞妓さんたちの応援もうれしい「京都マラソン」を走ってきた (2/5)

京都名物の“給食”も

 私も、いよいよスタート! 今回、各エイドステーション(給水、軽食が取れる箇所)でランナーを迎える、ボランティアスタッフの皆さんの表情を写真に納めようと、桂川沿いの4.5㎞地点から、約3km毎に続くエイドステーションで“プチ交流”を楽しむことを、42.195㎞のアクセントにしようと決めていました。

 そして、前日のランナー受付会場である、京都市産業館・みやこめっせで、実際に目にした、京都マラソンならではの“給食”の数々……、生八ツ橋や都こんぶが現れるのも、さらに胸躍らせる情報であったことは言うまでもありません。

▲京都市産業館・みやこめっせで、実際に目にした、京都マラソンならではの“給食”の数々。京都名物の生八ツ橋も登場

 ランニング中の、プチ交流を写真に収めるには、走っては止まって、また、走っては止まってと、脚への負担が増すというもの。

 そこで改めて、自分が指導している時に掲げる、マラソン初心者に向けての指導内容を振り返り、スタート後、最初の5km過ぎから続く、約2㎞ごとのエイドステーション(給水所)で、体内が水分&栄養不足のサインを出す前に、たとえ身体が欲しなくても、水かスポーツドリンクは、必ず一口だけでも摂ること。そして、4つの区切り、【1】スタートから中間点、【2】中間点から30km、【3】30キロから35km、【4】残りのゴールまでのタームに分け、脚や心肺機能の疲労具合を確かめながら、一定のペースを保とうと決めていました。

 スタートから5km過ぎまでは、多くのランナーと団子状態。走る人間でごった返しており、腕を振る空間を確保するのも一苦労。走りやすい環境を整えようと、写真を撮ることも忘れているうちに、あっという間に、桂川沿いを走る7kmを終えてしまいました。

 一条通沿いの広沢池を眺めながら、峠を越える10㎞地点。すると、どこからか「もう直ぐ、お坊さんの盛り上げ隊が見えているよ!」との声が。太鼓の音が次第に大きくなってくると、目の前に仁和寺が現れ、良く見ると、一列に並んだお坊さんが、声援を送ってくれているではありませんか!

 思わず歓声をあげたくなる1シーンが、早くも登場! お坊さんの「沿道盛り上げ隊」の声援を写真に収め、ランを再開すると、いよいよ我が母校、立命館大学の前に差し掛かりました。

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