トレーニングケーブルを使った筋トレ7選【クロスオーバーシンメトリーの効果と使い方】 (2/2)
膝の高さで行うメニュー
90/90/[ケーブルコードの重さ:軽]
肘を肩より少しだけ低い位置まで引き上げ、肘が90度の角度になるまで手を上にして2秒停止します。
Scaption(スキャプション)/[ケーブルコードの重さ:軽]
壁に背中を向けて立ち、両腕を伸ばしたまま左右に45度の角度で広げて、頭の位置まで前方に引き上げます。その後、ゆっくり元の位置に戻りましょう。
Incline Plus(インクラインプラス)/[ケーブルコードの重さ:重]
壁に背中を向けて立ち、コードを前方斜め上に引き上げます。腕が伸びきった位置で、肩甲骨を前後に3回動かしましょう。
Victory(ビクトリー)/[ケーブルコードの重さ:軽]
腰の位置で両腕を伸ばし、バンザイの姿勢になるまでコードを引き上げて2秒停止します。
筋力アップやリカバリー、可動域向上などのトレーニングに
これ以外にもリカバリーや筋力向上、可動域向上などの目的に分かれたワークアウトもあります。慣れてきたら、自分でワークアウトメニューを組むこともできるでしょう。
個人用パッケージの価格は、2019年時点でアメリカで180ドル程度。日本だと安くて5万円以上となっていました。日米間での価格差は大きいようですが、それだけの価値はあるでしょう。
なお、チューブやゴムバンドなどで似た動作を行っても、ある程度の効果は期待できます。
Crossover Symmetry公式サイト
https://crossoversymmetry.com/
[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
【公式Facebook】https://www.facebook.com/WriterKakutani
<Text & Photo:角谷剛>