知っておきたい、ランニングシューズ各部の呼称と役割 (1/2)
シューズ(スニーカー)売り場に行くと、必ずと言っていいほど見かける「アッパー」「アウトソール」といった専門用語。普段は何気なく見過ごしがちなこの用語ですが、その意味を理解していない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、スポーツシューズやランニングシューズなどでよく用いられる各部の呼称と、それぞれの役割について確認していきます。
シューズ各部の呼称と役割
・アウトソール
シューズの裏側を構成するパーツ。一般的には車のタイヤなどに用いられるゴムが採用されていることが多く、靴のグリップ力を支えています。また、他の部位よりも消耗が激しいため、使えば使うほど擦り減っていく部分です。シューズ買い替えを見極める際、1つの判断材料となるしょう。
・アッパー
足の甲を覆う部分の総称。アッパーに使用される素材は各スポーツによって異なります。ランニングシューズであれば通気性の良いメッシュ素材、バスケットシューズなどは革製で構成されていることが多いでしょう。シューズの見た目を左右する部分なので、シューズ選びでよく重要視されるポイントです。
・インソール
いわゆる中敷きのこと。そのさらに下にある底の部分(中底)もインソールと呼ばれますが、一般的には取り出し可能なタイプの中敷きをインソールと呼ぶことが多いようです。偏平足の人のために作られた商品も存在するなど、サイズ調整の役割を持ちます。シューズのフィット感を向上させるほか故障の予防にも繋がるため、自分の足型に合ったインソールをオーダーメイドで作る人も少なくありません。
・シューホール
靴ひもを通す穴のこと。シューホールをどのように使うかで、靴ひもの結び方が変わってきます。シューレースの通し方はいくつかありますが、シューホールの上から通す「オーバーラップ」と、下から通す「アンダーラップ」という方法が一般的です。