フィットネス
2024年4月2日
筋トレ「ベンチプレス」の効果、正しいフォームとやり方|重量と回数、トレーニングのコツ (1/4)
トレーニングベンチ(スミスマシン)とバーベルを使った筋トレ「ベンチプレス」。肩や腕、背中の筋肉を鍛える効果が高く、フリーウエイトトレーニングには欠かせない「筋トレBIG3(ビッグスリー)」と呼ばれる種目ですが、間違った姿勢とやり方では効果も低下してしまいます。
ベンチプレスの正しいフォーム、チェックポイントと、効果を引き出すコツをおさらいしていきましょう。インクラインベンチプレスとデクラインベンチプレスの違い、手首や手幅について、ダンベルを使用した効果なども解説していきます。
ベンチプレスとは
ベンチプレスは、筋トレの中でも大きな筋肉を鍛える「筋トレBIG3(ビッグスリー)」種目のうち、上半身を鍛えるウエイトトレーニングです。
ベンチ台に仰向けになり、バーベルを上げ下げします。
どこに効く? ベンチプレスで鍛えられる筋肉
大胸筋(胸)をメインに、三角筋(肩)、上腕三頭筋(腕)などを同時に鍛えることができます。
ベンチプレスの正しいフォームとやり方
- ベンチで仰向けになり、頭部、肩、背中、臀部をベンチにつける。両足は、つま先からかかとまでしっかりと床につける(5点確保)
- 肩幅よりやや広くバーベルを握る
- 息を吸いながら、バーベルをゆっくりと下ろす
- バーベルが胸につくまで下げ、一瞬静止する
肩甲骨を中心に寄せるようにバーベルを降ろす
バーベルの基本の握り方
バーベルは手のひら、とくに親指の付け根あたりに乗せてください。手首を立て、前腕部の垂直線上にバーベルが乗っかっているようなイメージで行うとよいでしょう。
ベンチプレスに慣れていない人は、バーをしっかり握ろうとして、指側にバーベルが寄ってしまうことがあります。
指側で持ってしまうと、バーベルの重さで手首が曲がりやすくなり、手首を痛める危険性があります。
ベンチの基本の角度
ベンチの角度が大きいほど、大胸筋上部と三角筋に対する刺激が増え、小さければ大胸筋中部~大胸筋上部に刺激が入るようになります。
ベンチプレストレーニングの種類
大胸筋の“上部”を刺激する「インクラインベンチプレス」
ベンチの角度を斜めにして、頭側を高くした姿勢で行います。大胸筋の上部、三角筋前部に大きな刺激が入ります。
大胸筋上部を鍛えることで、鎖骨から盛り上がった厚い胸板を作ることが可能です。