インタビュー
2020年8月31日

マジカル・パンチライン吉澤悠華「なんだかバレエがまた恋しくなってきた」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#31 (1/2)

 スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。

 今回登場するのは、マジカル・パンチラインの吉澤悠華さん。4歳からはじめたクラシックバレエを10年間続けたことで、バレエ経験者のみが受けられるオーディションで合格したり、現在のダンスにも良い影響があったりするといいます。

 後編では、バレエ経験がアイドル活動に役立ったと感じるエピソードについて語ってもらいました。

前編:マジカル・パンチライン吉澤悠華「バレエのおかげで度胸がついて、メンタルが強くなった」(前編)

バレエのおかげで受けられたオーディションがあった

――アイドル活動をはじめてから、バレエの経験が役立ったと感じたことはありますか?

たくさんあります。まず、今の事務所に入ってはじめてのお仕事が、バレエ経験者だけが受けられるオーディションだったんです。GReeeeNさんの『アリアリガトウ』っていう曲のMVで、私は野球部のマネージャー役でした。

――かなり長く映っていますね。

このときは、本当にバレエをやっててよかったと思いました! MVが公開されてすぐ先生に報告したら、「よかったね、見てみる」と言ってくれてうれしかったです。

――パフォーマンスの面で、やっていてよかったと感じることは?

振りを覚えるが割と得意かもしれません。バレエのレッスンでは毎回新しい振り付けを覚えなきゃいけなかったので。あのレッスンを経験してなかったら、もっと手こずっていたと思います。ほかには、表現力の面でも、「この振り付けはバレエっぽいな」と感じることがあって。

――たとえば、どんな曲の振り付けですか?

『ひとかけら』っていう曲のサビでくるっと回るところです。あと『ハルイロ』のラストのポーズは、指先まで集中して綺麗に見せなきゃいけないんですけど、それも似ている気がします。

――指先まで意識を集中する必要があるんですね。

はい。いつも「指先!」って先生に怒られてました。それもあっていろんな表現できっと役に立っているんだと思います。普段はあんまり意識しないですけどね。

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