フィットネス
2021年10月29日

【マラソンタイムを縮める練習】坂道を走る効果とは (2/2)

レペティション

 上り坂もしくは下り坂をダッシュした後、しっかり休んで回復してから2本目、3本目と繰り返します。本数はインターバルより少ない代わりに、スピードは毎回すべて全力を出しきってください。

ピッチコントロール走

 ダッシュとは少し異なりますが、坂道の往復を用いてピッチコントロールを行うのもおすすめです。できれば、上りと下りでペースも一定に保ってみてください。下り坂はどうしてもペースアップしてピッチも早くなりがちなので、ストライドを広げることでピッチコントロールしましょう。

 傾斜の有無や程度に関わらずピッチを一定に維持できるようになると、後半失速などに繋がる筋疲労がしにくくなります。

身近な坂道を見つけてチャレンジ!

 坂道の長さや傾斜角度は問いません。短ければ本数を増やすなど、工夫することで十分に効果的なトレーニングができます。探してみると、実は身近な場所に坂ダッシュできる場所はあります。河川敷や歩道橋など、ジョギングがてら周囲を走って坂道を探してみてください。

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。また、ランニングクラブ&レッスンサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室やランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表
【HP】https://www.run-writer.com

\編集部おすすめアイテム/

<Text & Photo:三河賢文>

1 2