ウェルネスフード
2025年5月21日

レモン水のダイエット効果とは。作り方と、食後血糖値を抑える飲み方 (2/3)

レモン水にダイエット効果はあるのか。飲み続けると痩せるってホント?

──レモン果汁を水に混ぜた「レモン水」は、どんなダイエット効果が考えられるでしょうか。

「食前にレモン水を摂取すると血糖値の上昇をゆるやかにしますので、ダイエットに効果的です。

甘いものやごはん、パンなど糖質を摂ると、分解されてブドウ糖になります。ブドウ糖は腸から吸収され血液の中に入り、これを血糖といいます。食後血糖値が上昇すると、インスリンが分泌され、ブドウ糖が細胞内に運ばれ、エネルギー源として筋肉を動かしたり、脳を働かせたりするのに利用されます。しかし、過食によって余ったブドウ糖は中性脂肪に合成され、脂肪細胞に貯蔵されます。

皮下脂肪や内臓脂肪を抑えるには、食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが大切です。」(工藤先生)

「また、レモン果汁には、分泌量が多いと運動時と同様の脂肪燃焼効果が得られる善玉ホルモン『アディポネクチン』を増やす働きがあるため、血糖値抑制とともにダブルの効果が期待できます。」(工藤先生)

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レモン水はダイエット以外でもメリットたくさん

─ダイエットをしていない人も、レモン水をとり入れるメリットはありますか?

「ダイエット面以外にもメリットはあります! レモン水によって、血糖値を抑え、内臓脂肪の蓄積を抑えることで、体型のオジサン・オバサン化を予防できるというメリットがあります。

内臓脂肪の蓄積は、病気を引き起こす悪玉ホルモンを出し、動脈硬化を進ませる恐れもあります。動脈硬化が進むと、顔面の毛細血管が幽霊のように姿があっても血が通わない“ゴースト化”が進みます。すると肌荒れ、シミ、シワ、たるみなど顔への悪影響も大きくなります。食前レモン水は、見た目の老化の予防にもメリットがあります。」(工藤先生)


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ポッカレモンで簡単! レモン水の作り方

ここで、レモン水の基本レシピも教えてもらいました。

材料

  • 水:コップ1杯(約150CC)
  • ポッカレモン100(またはレモン果汁):大さじ1

作り方

コップに分量の水とレモンを入れ混ぜる。

工藤先生からワンポイントアドバイス

酸味に慣れることが一番ですが、酸味が気になる方は少量のメープルシロップやはちみつを少し入れる、水を炭酸水に変えるなどすると飲みやすくなりおすすめです。

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レモン水は1日何杯まで? いつ飲むと効果的なのか

──レモン水は1日にどれくらい飲むとよいでしょうか。毎日飲んでもとくに問題はありませんか?

「1回の食事につき、大さじ1杯位のレモン果汁摂取(レモン水コップ1杯)がおすすめです(※ポッカの研究により)。食事の度に飲むことがおすすめですが、飲みすぎると胃に負担がかかる場合があるので様子を見ながら調整してください。」(工藤先生)

──ちなみに、いつ飲むのがおすすめでしょうか。血糖値上昇を予防するという面で、やはり食事前ですか?

「食事の前、おやつの前に飲むのがおすすめです。」(工藤先生)

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──レモン果汁には無添加、濃縮果汁、ストレートなど種類がありますが、どんなものでもよいのでしょうか。

「どんなタイプのものでもお好みで選んでいただいてよいと思います。」(工藤先生)

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