オリーブオイルは太る?痩せる?効果と使い方をダイエット目線でまとめてみた (1/2)
健康や美容にいいと一躍人気となったオリーブオイル。しかし油なので、太るのでは? と脂質の高さにドキドキしているダイエット民も。DSクリニック管理栄養士・板橋瑠美さん監修のもと、あらためてオリーブオイルの栄養や太らない使い方を探っていきましょう。
オリーブオイルとは
オリーブオイルとは、オリーブの実からとれる油のことを指します。
日本で一般的に使用されているオリーブオイルには、製法の違いによって「エキストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」の2種類があります。
「エキストラバージンオリーブオイル」とは
オリーブの実のみを原料としてそのまま抽出したもの(バージンオイル)の中で、味や香り、酸度(酸価)などの項目の基準を満たしたものが「エキストラバージンオリーブオイル」と呼ばれています。
加熱処理などもされていないため、オリーブ本来の栄養成分がそのままとれ、香りや風味も豊かなオイルと言われています。
「ピュアオリーブオイル」とは
一方、「ピュアオリーブオイル」とは、精製加工されたバージンオイルとエキストラバージンオリーブオイルをブレンドして作られたものです。味や香りはマイルドで、さまざまな料理にも使いやすいオイルとなっています。
ちなみに、「ピュア」という呼び方は日本のみと言われており、世界的にはピュアオリーブオイル=オリーブオイルの認識となっています。
オリーブオイルのカロリーや栄養素
オリーブオイルは1gあたり約9kcalとなります。大さじ1のオリーブオイルは12gとなるため、それだけで約108kcalのエネルギー量となります。
どんな栄養素が含まれている?
オリーブオイルはオレイン酸が主成分となり、不飽和脂肪酸のオメガ9系でもあることから、酸化しにくい油とも言われています。
オレイン酸以外にも、体内では作ることができない必須脂肪酸であるリノール酸やリノレン酸のほか、ポリフェノールやビタミンEなども含まれています。
オリーブオイルは何がいいの? 期待できる効果
オリーブオイルには、健康に良いとされる成分がさまざま含まれております。主に期待できる効果は2つあります。
1. LDLコレステロールを下げる
オリーブオイルの主成分のオレイン酸には、血中のLDLコレステロールを抑制する働きがあると言われています。
LDLコレステロールは、いわゆる悪玉コレステロールと呼ばれていますが、LDLコレステロール値が高い状態が続くと動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞などにもつながりやすくなってしまいます。
2. 抗酸化作用(美肌にもおすすめ)
オリーブオイルに含まれるオレイン酸、ポリフェノール、ビタミンEは抗酸化作用をもつ成分です。
身体が酸化=さびてしまうことから守ってくれるのが抗酸化作用であり、オリーブオイルには数種類の抗酸化作用をもつ成分が含まれていることで、より強い抗酸化作用があると言われています。
酸化は、呼吸をする度に体内で発生する活性酸素によっておこります。
普段の生活でも発生してしまう活性酸素ですが、紫外線やストレスなどでさらに増えやすく、活性酸素が過剰に発生してしまうことで細胞が傷つき、生活習慣病にもつながると言われています。
また、過剰な活性酸素はシミ、しわ、たるみなどお肌にも影響が出やすく、老化の原因にもなります。
紫外線が増えてくる季節は、抗酸化作用をもつ食品を取り入れて身体の内側からも健康を意識していけるといいですね。
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