インタビュー
2018年2月9日

大人でもバク転がマスターできる!池谷幸雄が直接指導する体操クラブに潜入!(前編) (1/3)

 東京都小平市にある『池谷幸雄体操倶楽部』は、バルセロナオリンピックで銀メダルを獲得した池谷幸雄さんの直接指導も受けられる、体操メインのスポーツクラブです。

 マットや跳び箱、鉄棒やトランポリンなどで楽しみながら体を動かすコースから、オリンピックを目指す体操選手を育てるための「ジムナスト」、講師とマンツーマンで学べる「プライベートレッスン」など、さまざまなコースが用意されています。

 中でも注目は、「バク転」コース。こちらは憧れの大技・バク転を華麗にキメるためのコースで、唯一大人も受講できるのです。今回は運動偏差値20の女性ライターの、バク転体験をお届けします。

ウォーミングアップの開脚に悶絶!

『池谷幸雄体操倶楽部』のバク転コースは、土曜日13時~と、日曜日の10時30分〜。休日、体操を習う子どもたちに混じって、なんとしてもバク転をやり遂げたい! という情熱を持った大人たちも集合します。

まずは、体の柔軟性を高める体操から。

池谷さん:イチ、ニ、サン、シ! もっと声出して! そんな声じゃバク転できないよ!

思いっきり声を出しつつ行う柔軟は気持ちいい! と思ったのも束の間・・・・・・、

あだだだだ! と涙が出るぐらいの開脚っぷり。子どもたちは難なくこなしています。

池谷さん:もっと前に手を出して。前! 前ですよ!

ライター:前に出したら、股が裂けませんか?(涙)

ほかにも後屈、背筋、ブリッジ、仰向けから足を上げて頭の向こう側につく、などなど。10分もたたないうちに、息が上がってしまいました。

池谷さん:まだウォーミングアップですよ(笑)

ライター:は、はい!(最後までできるだろうか・・・・・・)

続いて、「座っている状態からジャンプして立ち上がる」練習。

池谷さん:手の振りの勢いで立ちます。体だけで立とうとすると難しいですよ。

▲「座っている状態からジャンプして立ち上がる」練習をするも……

最初は全然できなくて、「ぴょん(とジャンプ)」「ぐしゃ(っと着地)」を繰り返していたのですが、5回くらいやっていると、「ぴょん!」→「スタッ!」。

▲練習を繰り返すとできるように!

いける!

池谷さん:筋力や運動能力は充分あっても、体の使い方が分からないからできない、ということはたくさんあるんですよ。

なるほどー! なんかバク転もできるような気がしてきたぞ!

「体が回る」感覚を身に着ける練習へ

続いて、「体が回る」感覚を養うための、前転、後転、側転、の繰り返しや、ジャンプの感覚を身につけるべく、トランポリンに移動して真っ直ぐ上に飛ぶ練習などを行います。

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