インタビュー
ライフスタイル
2017年4月17日

走れるときに、走れるだけ。にしおかすみこ流“ランニングの楽しみ方”<後編> (1/2)

 ランニングをはじめたことで、身体の悩みが解消されたというにしおかすみこさん。フルマラソンでの記録更新、そしてウルトラマラソン完走と結果を残し続ける秘訣は、仲間の存在にあると伺いました(関連記事:ランニングを継続して起こったカラダの変化。にしおかすみこがフルマラソンに挑戦し続ける理由<前編>)

 しかし出演するテレビ番組の撮影が深夜に及んだり、全国各地への遠方出張があったりと、多忙な中でのトレーニングは容易ではなさそうです。ではいったい、どうやってトレーニングの時間を確保しているのか、そしてどのようにモチベーションを保っているのか。後編となる今回は、にしおかさん流のランニングの楽しみ方についてお話を訊きました。

いつでも走れる準備!「いつ走るか」はあえて決めない

 取材当日、にしおかさんはスーツケースを引いて現れました。どうやら、撮影を終えてそのまま移動されたようです。「撮影の仕事は、荷物が多いんだな……」と思って聞いてみると、このスーツケースにも、にしおかさんの工夫が詰まっていました。

「いつでも走れるよう、仕事の際にも常にランニングウェアやシューズは持ち歩いているんですよ。そうすれば、仕事先で走るのはもちろん、戻ってすぐに空き時間を使えるじゃないですか。家に帰るとまた走りに出るのって億劫なので、できるだけ帰宅前になんとかするようにしています」

 実際にスーツケースの中身を見せてもらうと、確かにランニング用品が出てきました。前編でも触れましたが、出来る限り週4日は走るようにしているとのこと。タイムを気にしないなら別ですが、記録更新を目指すなら週3日以下では不安があるようです。

「いつ走れるか分からないから、最初から『この日に走ろう』なんて決めません。時間が空いたら、すぐに誰か誘って走る。週4日を目安に、できるとき、できる範囲での最大を目標にして距離を踏むようにしています」

 撮影は時間が押してしまうなど、予定通りにいかないことも多いのでしょう。また、突然仕事が入ることもあるかもしれません。もし事前にトレーニング日時を決めていれば、その通りいかなかった際に計画が狂ってしまいます。「いつ走るか決めない」というのは、にしおかさんのワークスタイルに合った考え方だと言えそうです。

どうせ走るならフルマラソンへの挑戦がオススメ!その理由は?

 ランニングは多くの方にとって始めやすく、近年でランナー人口は一気に増えました。しかし、まだランニングを始めようか迷っている……という方もいることでしょう。そこで、にしおかさんに、そうした初心者ランナーに向けたアドバイスを伺いました。

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