ヘルス&メンタル
2024年8月18日
なんとなく会社に行きたくない人へ!脳疲労の視点から「具体的な対処法」をお届けします (2/4)
なぜ脳の疲労は起きる? 脳の疲れを引き起こす2つの要因とは
では、なぜ脳の疲労は起きるのでしょうか。大きな要因は次の2つです。
- 脳を「今ここ」に居ない使い方をするとき
- そもそも脳力(脳のエネルギー)が少ないとき
1.「今ここ」に居ない使い方をすると、脳はへとへとになる
マインドフルネスでは「今ここ」が大事と言われますね。これは、脳の活動が「今ここ」に居ないときに、脳が疲労するからです。
たとえば、あなたがジムでトレーニングに取り組んでいます。その際、次のAとB、どちらが効果的と思いますか?
A 目の前のプログラムだけに集中する
B 仕事上のミスを思い出しながら行う
答えはAです。
Bの場合、脳がトレーニングに意識を向けていないからです。
「なぜミスをしたのだ」「明日こそ取り戻そう」「あの上司のせいだ」などと考えてしまうと、意識が過去や未来、他者へと意識が向いてしまい、「今ここ」に集中できなくなってしまいます。
休日の夕方、あなたは頭の中で、何を考えているでしょうか。
もしかすると、明日の仕事や上司、得意先など、「今ここ」ではない方向に、過剰に意識が引っ張られたり、グルグル思考に陥っていたりしませんか? これでは脳みそ君もヘトヘトになりそうです。
続いて、脳疲労を引き起こすもうひとつの要因「そもそも脳力(脳のエネルギー)が少ないとき」について。
2.脳力(脳のエネルギー)が少ないと疲れやすい
身体を動かすためのエネルギー(体力)が必要なように、脳にもエネルギー(脳力)が必要です。このエネルギーが総じて少ない人がいます。
要因は、上記の(1)のように、普段から「今ここ」の使い方をしていないことや、「自分なんか、でも、どうせ」のように、マイナスの使い方をすることです。マイナス思考とは文字通り、脳のエネルギーを減らす発想になります。
脳力が少ない場合、同じトラブルに遭遇した場面でも、ダメージの度合いが異なってきます。