
ドクダミ茶が持つ5つの効能とは。効果的な飲み方、飲み過ぎの副作用[薬剤師監修] (1/2)
「どくだみ茶が健康にいい」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、ドクダミ茶はさまざまなメリット・デメリットがあります。飲み過ぎたときの注意点も確認しましょう。
監修はあんしん漢方薬剤師・山形ゆかりさんです。
ドクダミ茶にはどんな効能・効果が期待できる?
ドクダミ茶にはさまざまな健康効果があります。以下に、その代表的な5つの効能・効果を紹介します。ご自身の生活習慣や体調に合わせて、ドクダミ茶を取り入れてみてください。
1. ダイエットのサポート効果
ドクダミ茶には「ケルセチン」という成分が含まれており、これが脂肪の吸収を抑える働きを持っています。
ケルセチンが糖と結合することで「ケルセチン配糖体」となり、体脂肪の減少効果が期待できます。とくにお腹周りの脂肪が気になる方におすすめです。
また、ドクダミ茶には「クエルシトリン」という利尿作用を持つ成分が含まれており、体内の余分な水分や老廃物を排出するため、水太りやむくみ、便秘の改善が期待できます。
2. 肌を整える
ドクダミ茶には「フラボノイド」が豊富に含まれており、これが強力な抗酸化作用を持ちます。この作用により、肌の老化を遅らせ、シミやそばかすの予防に役立つと言われています。
さらに、クエルシトリンによる便秘改善効果もあるため、肌荒れやニキビの改善にも繋がります。
3. 血管の健康維持
フラボノイドは毛細血管を強化し、血行を促進する働きがあります。これにより、肩こりや肩こりが原因となる頭痛の軽減が期待されます。
また、ドクダミ茶に含まれる「カリウム」が体内の余分な水分や老廃物を排出することで、血液の巡りが良くなり、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があるとされています。
血行が改善されることで、肌のくすみやクマの解消にも役立つでしょう。
4. アレルギー症状の緩和
フラボノイドは抗酸化作用だけでなく、抗アレルギー作用も持っています。これにより、ドクダミ茶を飲むことで、花粉症やアレルギー性皮膚炎などの症状が緩和されることがあります。
また、ドクダミの葉をティーバッグにして浴槽に入れると、湿疹やあせも、かぶれの改善にも役立つと言われています。
5. 生理痛の緩和
生理痛は、冷えや血液循環の滞りが原因の一つです。ドクダミ茶には体を温め、血行を促進する作用があるため、生理痛の緩和に効果が期待できます。
冷え性の方や生理痛が重い方は、生理前からドクダミ茶を飲むことで、痛みを和らげることができるでしょう。
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