キャベツの食物繊維は「意外と少ない」。どのくらいの量？ (1/2)

食物繊維といえば野菜、中でもキャベツは食物繊維が多いイメージがあります。しかし、食物繊維が多い食べ物を見ていくと、さほど多くはありません。

キャベツの食物繊維量はどのくらいでしょうか？ 以下記事より一部抜粋してお届けします。

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キャベツの食物繊維量はどのくらい？

一般的な冬キャベツ100gには、1.8gの食物繊維が含まれています（水溶性食物繊維0.2g、不溶性食物繊維1.5g）。

	エネルギー	タンパク質	脂質	炭水化物	食物繊維	カリウム	ビタミンC
キャベツ（生）100g	21	1.3	0.2	3.5	1.8	200	41

文部科学省『日本食品標準成分表2020年版（八訂）』より

キャベツ100gは量でいうと大きな葉っぱ4～5枚ほど。ちょうどトンカツなどの付け合わせに盛られている量がイメージでしょうか。

キャベツには不溶性食物繊維が多く含まれている

キャベツの食物繊維は、「不溶性食物繊維」がほとんどです。

食物繊維には水溶性と不溶性があり、不溶性は以下のような働きがあります。

• 水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動（ぜんどう）運動を活発にし、便のカサを増やして排便を促す
• 大腸内で発酵・分解されると善玉菌のエサとなり、善玉菌が増えることで腸内環境を改善

キャベツ界隈だと「芽キャベツ」がもっとも食物繊維量が多い

そしてキャベツ100gより、芽キャベツ100gのほうが食物繊維量は多く、5.5gです。

芽キャベツは重量あたりの栄養素において豊富に含まれていることがわかります。

冬キャベツと比較すると、カリウム・食物繊維は約3倍、タンパク質は約4倍、ビタミンCにおいては約40倍も含まれています。

キャベツ100gは、ごはん1杯より食物繊維量は少ない

そして白ごはん150g（茶碗1杯）あたりの食物繊維は2.3g。玄米だと4.5gとなります。

芽キャベツに続き、ごはんよりも少ないとは意外ですね。

キャベツは葉より芯のほうが食物繊維が多い！

なーんだ、とキャベツにガッカリする前に。

なんと、キャベツの芯は、葉部の約1.5倍もの量を含んでいます（キユーピー調べ）。

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