ヘルス&メンタル
2024年11月21日

疲れてお風呂に入る元気がない?3割が「風呂キャンセル」経験あり

入浴せずに寝てしまう、いわゆる「風呂キャンセル」。

リンナイ調べによると、風呂キャンセルの経験について、3割が「よくある(8%)」「たまにある(22%)」という結果が出ていました。

その理由について、男性は「お風呂に入るのが面倒だから(43%)」、女性は「疲れてお風呂に入る元気がないから(53%)」がもっとも多い回答でした。

「疲れてお風呂に入る元気がないから(男性38%、女性53%)」の回答は男女に差がみられました。

お風呂ドクター「お風呂は単に汚れを落とすだけの場ではない」

お風呂ドクターの早坂信哉先生は、この結果について以下のように語っています。

早坂先生:
最近SNSでは「風呂キャンセル界隈」というキーワードが話題です。

何らかの理由でお風呂に入らず寝てしまうことを言いますが、3割もの方に経験があるとの回答で、意外に多いことが分かりました。その理由は「面倒」「疲れて元気がない」とのことでした。

しかし、お風呂は単に汚れを落とすだけでなく、身体の疲れを取る効果や、心理面でのストレス改善効果も期待でき、特に入浴中に腹式深呼吸に集中すること(マインドフロネス)を行うとリラックスできます。

心身が疲れた時こそ入浴をおすすめします。入浴する気力が起きないことが続く場合は、メンタルクリニックを受診しましょう。

早坂 信哉先生
東京都市大学人間科学部教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医。お風呂を医学的に研究している第一人者。「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」など多数のメディアに出演。主な著書は『おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術』(山と溪谷社)、『最高の入浴法』(大和書房)、『入浴検定 公式テキストお風呂の「正しい入り方」』(日本入浴協会)など。

入浴は、単に身体の汚れを落とすだけではなく、疲れやストレスも取り除いてくれる健康活動です。

健康のためジムに通ったり、ランニングをしたりするのと同じように、もっと元気になるために、お風呂を活用するのも選択肢の一つ。お風呂に入ることで、疲れの連鎖を断ち切りましょう。

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<Edit:編集部>